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……わからない ページ13

そらるside

Aの反応からして、きっと心当たりがなかったんだろう。もしかしてとても悪いことをしちゃったんじゃ。

そ「……っ」

俺は……俺はまたっ
……救えないのか?助けてあげられないのか?

そう考えてるうちに眠りについた。



ドーン!
ま「……そ…さんっ!……そらるさん、そらるさんっ!」
そ「……っ?」
ま「そらるさん……やっと起きました……。今の音聞こえました!?」
たしかに今物音が……

そ「……どこからだ?」
ま「……Aさんですっ。朝の4時からずっと……」

A?
昨日なんかあったような……

そ「っ!まふ!玄関に見慣れない靴なかったか?」
ま「……ありましたっ!誰のだろうって話してたんです!そらるさん、なんか知ってるんですか?」
そ「……昨日、Aの友達っていう人が来たんだ……。まだ帰ってないのか……」
ま「……え?」
あ「……じゃあ、その人が?」

えっどっから出てきたんだ、天月。

ま「……行きますか?」
あ「……今日は入るなっていってた」
ま「……でもっ!もしなんかあったらっ!」

まふがこんなに本気になるなんて……珍しい
……まだあって三日目だぞ?
Aは人間で……俺でもまふに受け入れられるのに3週間かかったのに……

パタン

そあま「……っ!?」
今の音は……Aの部屋の扉の……

Aのともだち「あっ、お話おわりましたぁーありがとぉござぁいますぅ。」パタン

いったいなにがおこっているんだ?

ま「……っ!……僕ちょっと見てきますっ……。」
そ「……俺も行く。」
あ「……朝ごはん作っておくよ……」

天月と別れ、部屋の前に向かった。
そういえば96は?


そう考えながら向かうと、ちょうど96が出てきたところだった。
96の目は涙でぬれていて、手にはボイスレコーダーを持っていた。

そ「96、それは?」

96はリビングの方を指さした。
俺達は静かに何も話さず、リビングへ向かった。



96「……隣…Aの部屋から、物音と声がし始めた頃、目が覚めてっ
……Aとは別なちょっと低めな声が聞こえて……。Aになんか
するんじゃないかって……おもって…とってんだ

……Aは、あまりにも多いものを抱えすぎてるから……」

ま「……っ」

どうして……まふが苦しそうな顔をするんだ?

96「!……もしかしてまふくん、知ってるの?」
ま「はい。見えたんです。


Aさんの左目……」

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作者名:のんのん | 作成日時:2019年8月15日 21時

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