.*･ﾟ 私は花吐き病 II .ﾟ･*.

私は花吐き病 75 ページ34

(栞)side



「…感謝？」


『うん、かすみ草の花言葉は色々あるけど
私は感謝って意味だと思う』

「思うって、(栞)っちがそう思ったから
出たんじゃないの？？」

『んー、なんだろう…なんか
自分の意思とは反して出たような気がするの』


今までそんなこと無かったのに 今回に限って
勝手に出たなんてことあるんだなと
自分でも少し驚いてる。

『…きっと、お母さんの気持ちだと思う』

「(栞)の母親ですか？」

『うん、……きっとね』


悲しいまま人生を終えてしまったお母さんは
私が花吐き病を終わらせてくれたことに関して
感謝の気持ちを伝えたかったのかな


「……まぁ、無事みてーだし 俺らは一旦帰るわ」

「安否確認も警察の役目ですからね。
何も無くて良かったですよ。」

「そうだな。(栞)、また小官のキャンプに来るといい。
ご馳走を振舞おう。」



『理鶯、ありがとう。
近いうちに是非、行かせてもらうね

銃兎、たくさん調べてくれてありがとう。
おかげで生き延びることが出来たよ


左馬刻。昔から私を心配して見守ってくれてありがとう。…今度 海へ連れていってね』


「…ああ」



横暴で乱暴だけど とても暖かくて優しい左馬刻
怖いところもあるけどいつも頼りになる銃兎
優しい言葉でいつも慰めてくれる理鶯

マットリの3人は怖いけどとても優しい人達だ



『本当にありがとう』

「………………」

(なんつー笑顔だ、襲うぞコラ)
(可愛いですね…そのまま連れて帰りたいですね)
(やはり(栞)の笑顔は癒されるな)


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(約2名 目が怖かったけど気にしないでおこう)

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