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私は花吐き病 56 ページ14

幻太郎side


「……どういう事ですか、乱数」

冷たい瞳をしながら乱数を見据える(栞)はどう見ても普通じゃない。
小生達と話していた時は何も変わっていなかったのに
乱数と話している間に何があったのか?

「…俺が知りてえよ」

ボソリと呟く乱数の声は聞き取れなかったが
彼女はしっかり聞き取れていたようで

『…って、』

「どうしたました?(栞)、…っ」



彼女の顔は今までで見た事がないほどに
小生達を睨んでいた



『出てって、今すぐ』



苦しそうに話す(栞)を1人になんて出来ない
そう伝えようとしたが彼女があまりにも
辛い顔をしていたから 何も言えなくなってしまった


「出るぞ、乱数、幻太郎」

「…ですが、」

「今は1人にさせてやれよ
……ただ、今の状態を見ると心配なのもわかる。
だから(栞)や、30分毎に様子を見に来る。
それでもいいか?」

帝統の提案に静かに頷く彼女。
あまり納得いかなかったが今は帝統の言う通りにした方が良さそうだ

「…何かあったら 直ぐに呼んでくださいね」

『…ありがとう』



__________________

「んで?なんであんなことになったんだ?」

「そんなの僕だって知りたいよ〜〜」

「心当たりねーのかよ?」

「え〜〜ふつーにお話してただけだよ〜?」


別室に移り帝統が乱数に問いかけても
さっきからずっとこんな調子。
さっきまで生気が抜けたような顔をしてたくせに
いつもの鬱陶しい乱数に戻っている

正直、今のこの空気では乱数のテンションが苛立ってしょうがない。


「_______ 」


乱数から吐き出されたソレは
小生も帝統もキレるのには十分すぎる言葉だった


「っ……乱数!!!」

「……!!!てめえ、いい加減にしろよ!!!」

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設定タグ:ヒプマイ , 飴村乱数 , FlingPosse   
作品ジャンル:恋愛
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たんたん - とてもいい作品でした ……… たくさん泣いてしまいました     作ってくれてくれありがとうございます (8月17日 9時) (レス) @page44 id: c71d350c23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆンぼぉ - 感動してっ………泣きました、うん。これ見て泣かない人はいなi((個人による またこーゆーガチ素敵な小説作ってください!(スライディング土☆下☆座☆) (2023年4月9日 22時) (レス) @page44 id: e38417b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ - 感動しました泣きましたっ…この作品を作っていただいてありがとうっ…ございます。 (2020年12月9日 19時) (レス) id: ec419398fd (このIDを非表示/違反報告)
十鞠 - 心が、きゅっとなりましたぁぁ!!貴方は天才ですか?いや、天才だわ(確信) (2019年8月15日 16時) (レス) id: fb05fdae18 (このIDを非表示/違反報告)
Shiori(プロフ) - 赤砂晋助さん» 返事が遅くなり申し訳ありません……!語彙力低下するほど良かったと思ってくださって嬉しいです(´;ω;)また近々更新致します!(`・ω・´) (2019年7月30日 20時) (レス) id: 82c195a08a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Shiori | 作成日時:2019年6月10日 22時

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