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「……ガヤさん？どうかした？」
「っ、え？」
顔に出てしまっていたのか宮が不思議そうに訊ねてくる。
いや…と言い淀んでいると、おずおずと顔を出した北山と目があった。
一瞬無言のまま見つめ合い、北山は宮から離れて俺の正面に立った。
「…今日は色々あって疲れたろ。俺らはもう帰るから着替えな？」
「あ、うん…」
長居して悪かったなと微笑む北山は労ってくれているんだろうけど、このまま帰ってしまうのが寂しくて引き止めたくなってしまう。
でも宮がいるからそんな事もできないし…
さてどうしようかと一瞬のうちに頭を張り巡らせていると、宮が大きな声を出した。
「あっ、そうだそうだっ」
「わっ…お前うるさっ…」
「ねぇねぇ三人で写真撮ろう写真！」
「…はぁ？」
「いいでしょ？ジュアン様と写真撮りたいっ」
宮の必死な頼みを断る事もできず北山に目をやると、しゃーねーなぁと頷いた。
髪乱れてないかな…変になってたら嫌だな…
わちゃわちゃして少し乱れてしまったであろう髪を手櫛で整えていると、ふわっと前髪に指が掛けられた。
「……」
「…ん、こんなもんだろ」
すごく自然に触れられて少しだけ心臓が高鳴った。
ねぇ北山、お前…あの夜のことどう思ってるの？
「うん？どうした？」
ジッと見てしまった俺に北山は表情を和らげて首を傾げる。
やっぱり疲れたかと労ってくれる声は、どこまでも優しい…。
「ううん、大丈夫」
「そっか」
「…じゃあ、撮る？」
「撮らないと帰らなそうだからなーあいつ」
自らのスマホを取り出して準備万端といった様子で待ち構えている宮を見たらフッと気が抜けて、あーその笑顔良いってそのまま三人枠の中に収まり、不思議なスリーショットが完成した。
それから満足そうに宮は北山を連れて帰ってしまい、二人を見送った後はまた楽屋のソファーに座りぼんやりしていた。
スマホが鳴り手に取ると、つい今しがた帰ったはずの北山からのメッセージで、内容を見た途端素早く着替え足早に楽屋を後にした。
北山この後もし良ければ、飯でも行かない?
魅力的すぎるお誘いに、疲れなんて完全に吹き飛んでいた。
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絢音(プロフ) - みーちゃんさん» みーちゃん♪この度は良縁に恵まれ、直接生の感想を頂くという尊い時間をありがとうございました！いやはやしかし生談義は良いですなぁ〜(*ﾟ▽ﾟ*)これからも素敵な藤北お届けできるように妄想に励みます←笑。 (2019年10月27日 11時) (
レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - もえさん» もえさん♪たいぴの胸にお顔ぐりぐりみったん、会員向けプレミアム雑誌（空想）に載せてもらいたいですよねぇー！それだけで我々は生きていけますね(^^)2人のもだもだした恋愛の行く末を見届けて下さりありがとうございました！番外編も頑張ります！ (2019年10月27日 11時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - たいちゃんらぶさん» たいちゃんらぶさん♪読み返しのところの追描写に納得してくれてホッ…。気持ちを自覚してからのみったんはかわいいの宝庫でしたね！笑。番外編も引き続き楽しんでもらえるように執筆中でございます♪いつもありがとうございます！ (2019年10月27日 11時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - ここさん» ここさん♪確かに、自分を北山さんにと太輔さんにと置き換えてみても双方とお付き合いしたくなるような魅力が詰まっていますよね(^^)そんな素敵な2人が無事にくっ付いて作者もホッとしているところです。番外編はひたすらに甘々いちゃいちゃさせたいと思いつつ…笑 (2019年10月27日 10時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - ちぐさん» ちぐさん♪ようやくみっくんの心を手に入れた太輔さんはこれからいっぱい幸せな気持ちで満たされることでしょう！次は身体も…(〃ω〃)でもその描写番外編に入るかな…？ありがとうございました！ (2019年10月27日 10時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢音
| 作成日時：2019年8月10日 23時
