ここから始まる…かもしれない二人

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今日は朝からメンバー7人で一緒の仕事。
そのまま解散する事なく夜ご飯をみんなで食べながら毎日更新していたwebログの最後の更新をみんなで見届けた。



節目の7周年から毎日更新をしようと決めて365日…。



忙し過ぎて更新を忘れそうになったり、本当に中身のない話をしてしまった日もあったりして、申し訳ないな…こんなんだったら載せない方がよかったんじゃないか…って思う日もあったけど、とにかく一年間はちゃんと続けたいと、なるべく感情のまま自分なりに日記のような感覚で更新を続けた。

その内に、ファンの子たちにちゃんと喜んでもらえているとマネから聞いて、あぁ…そう思ってくれているならやってよかったなって、自分の日常を曝け出すのは少し恥ずかしくもあったけれど…

今振り返れば、どれも本当に良い思い出だ。



「お！早速SNS反応来てる！」
「ほんとだ、みんな喜んでくれてるね〜」



宮と玉がスマホを見ながら優しい顔をしている。
みんなの反応が知れて嬉しい。
俺はやっぱり自分でSNSを開くのは怖いから…、こうしてリアルタイムで聞けてよかった。



「7人の写真好評だよ！」
「んじゃーここの風景も載せちゃう？」
「それはやめとけって」



弟組が盛り上がる中、隣のわたにツンと腕を突かれた。



「呑んでる？」
「うん」
「こっちの肉も食べなね」
「ふふ、わたお母さんみたい」
「だって太輔毎日のように舞台の稽古漬けでしょ？
ちゃんと栄養摂らなきゃ」



体力付けてるだろうけど、また痩せちゃって心配してる…って、優しく言ってくれるわたの心遣いに止めていた箸を再び動かした。



「……あのさ」
「ん？」



わたが耳元に顔を近づけてコソッと俺に耳打ちをした。



『席、替わろうか？』
「…っ」
『ずっとチラチラ気にしてるの、ちゃんと分かってるよ。俺トイレ行ってくるから詰めていっぱい話しな。
…たまには素直になりなよ』



そう言ってポン…と肩に手を置いて、わたは立ち上がり出て行った。

そして再び同じように目を向ければ、わたに隠れて見えなかった北山が視界にちゃんと収まった。

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