【文スト】浮気現場

浮気 ページ7

『国木田さん、ノックした方がいいかな』


「馬鹿なのかお前は」


敵の本拠地に着いて云う一言目がそれですか…。


ゴンゴンゴン！と叩き始める賢治くん、出てくる黒服。

賢治くん…


「国木田さん！ノックしたら皆さん御出迎えしてくれましたよ！都会って凄いですね！」


『国木田さ〜ん、どうします？御出迎えって優しいもんじゃ無さそうですよこの人達』


高層ビルで銃撃戦なんてやだよ私…。


「小僧、Aを連れて黒幕の所へ行け！此処は俺達に任せろ」


『国木田さん！イケメン！』


「でも国木田さん…『敦くん、国木田さんが託したんだよ、黙って前だけ見てな』分かりました。」


『でも国木田さん、私黒幕の場所分かんない！』


やっぱり馬鹿なのか！！！って罵倒されてるが本当じゃん、此処に来たの初めてだし。


「え〜え〜、Aさん、中島敦くん。私の場所は２階の何処かだよ。探したまえ」


放送が流れてきた。無機質な音で気味が悪い


多分これが敵の黒幕だろうねえ。


『敦くん、敵の罠に乗ってみる？』


「失敗したら死、成功すれば…」


『少なからずこの騒動の黒幕を暴く義務がある、横浜で暴れられたわけだし』


その爆弾魔が私等に直接対決を申し出て来た、さあどうする？ と敦くんに問うと 捕らえてやる。と意気込んでいた。


この事件の黒幕は一体誰なのか…。


そして何が目的なのか。

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