【文スト】浮気現場

浮気 ページ6

『国木田コノヤロー…いたっ！
デコピンなんて酷いじゃないですか！』


「お前の言葉が気に食わぬだけだ」


コノヤローだけで怒るのか、メモしとこ。


『依頼主の所には行きますよね？』


「ああ、ポートマフィアの黒服を運ばせたものだ。只者ではない、俺達も行く」


「国木田さん、、俺達と言うのは…」


『あーつーしーくんー依頼主の所へ行こうか』


分かりやすく笑顔を作ると「ヒイイイ！ですよね、、、」と言い始めた敦くん。


「国木田くん、私は外せない用事があってね。
4人居るのだ、大丈夫だろう」


嗚呼、あの子との用事？
そういや楽しめずに帰ってきたのもね。


『楽しんで。さ、行きますか。国木田さん』


「Aさん！いいんですか？」


『敦、人の心配するのもいいけどちゃんと自分の心配もしなよ〜？』


太宰さんが居ないのは少々不安だが国木田さんが居るのだ、きっと大丈夫だろう。


「悪い事は言わない、A辞めておけ。
お前が狙われてるようにしか思えんのだ」


『国木田コノヤロー何言ってんだバカヤロー』


そんな事最初から分かってる。

賢治くんが闇市でお金を掛けられてるとは聞いたことがない。

消去法だったが私になったのだ。

何かしら恨みがあるのだろう、依頼主は私に。


『１人で帰って拉致られるより４人で拉致られる方が安心するじゃん』


「なんで拉致されるのは決定事項なんですか！！」


『敦くん〜！守ってね〜頼んだ。ハイ以外求めてないから』


「ハ、ハイ」


敵の本拠地へこれから向かいます。

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