26話?)松野家、会議? ページ28
喫茶店に真っ先についたのはチョロ松だった。
好きなアイドルのライブだったのだが、アイツが脱獄したと聞いてそれを無視出来なかった。
兄弟、それも長男に危機が迫っているとなると黙ってはいられない。
チョロ松)…また、当たったなぁ…
長女の現実味がある夢。
チョロ松はどこかでこうなる事を予想していた。が、外れて欲しくもあった。
おそ松の事だ、既に感づいているかもしれない。
そう思うと少し気持ちが焦る。焦っても仕方が無い、そう自分に言い聞かせながら他の六人を待つ。
十四松)あ、チョロ松兄さんだ!
チョロ松)十四松か、早かったね
十四松)うん!走って来たからね!!
そう言いつつチョロ松の目の前に座る。
店員に出されたお冷を少しづつ飲みながら茫然としていた。
十四松)…チョロ松兄さん、
チョロ松)…どうしたの十四松?
十四松)また、黒松兄さんブチギレるっすかね…?
十四松は心配そうな顔をしながらチョロ松の事を見る。
小学五年生のあの悪夢の日々。
おそ松が連れていかれたあの時。
泣きじゃくる僕達を置いて、黒松兄さんは1人おそ松兄さんを探しに行った。
無表情で飛び出していった時は本当に驚いたものだ。
その結果、黒松兄さんは東郷と対峙する事になったらしく、大怪我しながらもおそ松兄さんと一緒に帰ってきた記憶は決して忘れることは無い。
帰ってきたおそ松兄さんは全治三ヶ月というボロボロの状態で、黒松兄さんはそれよりも長い半年だった。
何があったかは未だに教えてくれはしないが、とにかく黒松はブチギレると無表情で歯止めが聞かなくなる。
止めているのが僕達兄弟であってもだ。
カラ松)…もう来ていたのか、brother
チョロ松)…一松は?
一松)…今来た
カラ松の後ろから一松がひょっこりと顔を出す。
年に何回かしかしないような顔付きで二人とも席に座る。
重苦しい空気が漂い、あとの三人をひたすら待つ。
菊)あ、みんなもう来てたんだ〜。黒松兄さんとトド松は?
チョロ松)まだだよ、みんな今来たばかりだし、もうすぐ着くんじゃないかな
菊)…ふーん
菊はいつものようにヘラヘラとしているが、目が笑っていない。
完全に本気の目だ。
そこから数分して、黒松とトド松が五人の元に来た。
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レメリー - だるまさんがころんだの歌詞入ってませんか? (2016年9月4日 23時) (レス) id: 2dcaedb540 (このIDを非表示/違反報告)
三色団子(わらび餅風)(プロフ) - 一松さん» 初コメありがとうございます!ホントですか?!ありがとうございます! (2016年4月4日 1時) (レス) id: 695e3d165e (このIDを非表示/違反報告)
一松 - いいねぇ~(^Δ^) (2016年4月3日 23時) (レス) id: d1c6f87112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三色団子(わらび餅風) | 作者ホームページ:
作成日時:2016年2月23日 0時