夢主1)東郷さ～ん？あっそびーましょー？(夢主2)と言いつつ本編東郷だけの話じゃなかろうが[おそ松さん] (ページ19)

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17話)長女の、暇つぶしページ19

夕方、松野家二階。
昼過ぎに帰ってきた一松と菊がゴロゴロとしている。

菊)あー…眠い

一松)姉さん、

菊)どしたの一松

一松)暇だね

菊)そだね～…。……ちょっと水飲んでくるわ、一松も要る？

一松)…ちょっとだけ飲みたい

菊)じゃあちょっと待ってて、持って来るわー

菊はゆっくりと下の階へ降りていく。
今日は何もやる気が出ない。
たまにはそんな日もいいかなーと思いながら台所に向かおうとした時、玄関に立ち尽くすおそ松の姿が見えた。

菊)…あれ、おそ松兄さん？

おそ松)ん？菊か、どうしたんだ？

菊)いや、ちょっと水飲みに…

おそ松)あぁ、なるほどな

菊)…おそ松兄さんは何してるの、電話の前なんかに突っ立って

おそ松)知り合いからの電話だよ、いや～、それにしてもアイツと話したのは久しぶりだなぁ…

菊)私もその人知ってる？

おそ松)さぁ？多分知ってる奴だけど言ってもピンと来ねぇと思うぞ

菊)…ふーん

十四松)ただいマッスル！！

二人)おかえりー、

泥だらけの十四松が帰ってくる。
大人になっても元気だなぁと内心思いつつおそ松と十四松と分かれて台所に向かった。

菊)あ、黒松兄さんだ～

黒松)…どうしたんだ？菊

台所では、黒松が晩御飯の用意をしていた。

菊)喉乾いたから水飲みに来ただけ、あと一松にも持って行くんだよ

黒松)…ちょっと待ってて

コップを二つ用意すると水を均等に入れて菊に渡す。

黒松)はい、

菊)ん、センキュー

コップを受け取ると二階に戻る。
部屋に戻ると、猫を撫でている一松がソファの上でゆっくりしていた。

菊)持ってきたよー

一松)…ありがと

一松に水入りコップを渡すと菊は伸びをしながらあくびをする。

一松)…眠いの？

菊)暇すぎて眠い

一松)ちょっと散歩して来たら？

菊)そ～する

水を飲み干し、オレンジのマフラーを首に巻いて下に降りていく。
空になったコップを台所に持っていく。

黒松)…？どこか出かけるのか？

菊)ちょっと散歩ー、晩御飯までには帰ってくるって

黒松)…いってらっしゃい

菊)ん、行ってきマース

そう言って台所から出る。

外に出ると既に辺りは暗く、街は夜の雰囲気に染まっている。

菊)…公園でも行くか

そう言って公園に向かって歩き始めた。