ヤンデレの集いゴールデンカムイ (ページ8)

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俺の目の先白石由竹ページ8

私は1人で行動することが減ったと思う。それも皆と旅を始めてからのこと。原因は自分でも分かってる、そうこの男のせいだろう。

『Aちゃーん！置いてかないでぇー…！！』

白石由竹こと白石さんは一人でいることを嫌がるのだ。勿論、彼が凄く情けない男ではなくちゃんと芯がある人だと分かっている。なのにこの有様だ。

「…この距離でも離れたら駄目なんですか？白石さんもそろそろ私に縋るのやめたらどうです？」

溜息をつきながら言うと先程まで伸ばしていた彼の手が急に引っ込む。あれ、言い過ぎたかな。いや、普通じゃ…。

『Aちゃんは俺といるの嫌なの？』

微笑みが消えかける顔からは儚さが漂っていた。

『別に今までの俺の人生を悲観したいわけじゃないけどさ？ただ、一人でいることが人一倍多かったわけで…いつもあんなテンションだからダメなのかなぁ？俺は寂しくない人だって周りに比べたらって思われてるのかなぁ？』

遠くを見つめながらブツブツと彼が呟き出す。瞳が大きく揺れ、波打っているのが分かった。流石にやってしまったと思い、彼の手を握る。

「すみませんっ、白石さん…」

そう握った手は冷たく嫌でも1人だったという事実を突き付けるには適切な状態だったと思う。

こんにちは、あきみです…。全然更新できてなくてすみません！！これからはちゃんとやる…と思う。リクエスト来てた白石の分を作りました！リクありがとね😭 じゃんじゃんこれからも待ってます！！