ヤンデレの集いゴールデンカムイ (ページ2)

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私を頼ってアシㇼパページ2

彼女たちに会って随分日にちが過ぎた。初めて会ったのはいつだろう。あの頃はまだ普通だったのかも。

『A！！』

大きな声でアシㇼパさんから呼ばれてしまう。あぁ、またなのね？？

『こんな大きな荷物を勝手に持つな！Aの手が荒れたらどうするんだ？！』

そう見れば分かる通り、アシㇼパさんは私に行動することを許してくれない。所謂過保護というやつだ。私は勿論、アシㇼパさんよりも歳を食っている。なのにこの扱い。

「ごめん…でも私大丈夫だよ？」

否定すると彼女は焦りを加速させた。

『何も大丈夫じゃない！貸せ！』

アシㇼパさん荷物を私から奪い取り、自慢そうな顔していつものように私に言う。

『Aは私がいないと何も出来ないんだ。よく自分でも理解しとくんだな！』
「…アシㇼパさんはどうしてそんなに私に執着してるの？」

ずっと疑問に思っていたこと。どうしてそんなに構ってくれるのか。忙しいはずなのに。

『？別に私は執着していないじゃないか。Aが頼ってくれるからそれに応えているだけだぞ？』

私は心底彼女が怖く見えた。自覚がなかっただなんて。

『いつもAが助けてほしそうに私を見るじゃないか。』

そんなわけない。寧ろ避けているまであるのに。

『でも大丈夫だ！そんなに見つめなくても私はAのためならすぐに駆けつけるからな！』

ニコニコ笑う彼女は私の知っている今までの彼女とは違く見えてしまった。