219話 ページ49
.
No side
薬の効果が働き、Aの視界が少し狭まる
はあ…、と辛そうに吐息を零した後
目の前に聳え立つの大岩を見遣った
激しく動く鼓動を落ち着かせる様に息を吐く
そして大岩に掌を向け 水を放った。
…蛇口の水くらいの威力で飛び出す光景を見て
Aは顎に手を当て、自身の聡明な頭を使って暫し考えを巡らせる
この水の個性はどうすれば
もっと威力を高められるだろう…
楽に考えるならば
芦戸もやっている飛距離を伸ばす方法でも…
いや、でも…私はもっと根本的に考えたい。
となるとやっぱり…水の個性自体を考えなきゃ駄目か。
そもそも、私はどうやって個性を発動させているのか…
基本的に感覚で発動させているから…
そう言えば、今はビーム状になって発動しているけど…
前に試しで個性を発動させた時は水の塊だったな…
…良く見れば、水は自分の手を濡らしておらず
自分の掌と少し間を挟んで発射されている
『……これは』
Aは目を少し見開き、
ある一つの答えに辿り着くいた。
…自身のイメージで、水の威力が…変わる？
そんな考えに至ると、
Aの脳は更に考えを深くさせようとした。
…しかし、それを遮る様に
携帯の着信音が突然 鳴り響く
一旦、考えるのを辞めて
Aは携帯を取り出し、通話ボタンを押した
『…もしもし』
発『Aちゃん！出来ましたよ！
いまからお時間大丈夫でしょうか！』
『…あー、…うん、行ける』
発『分かりました！では！』
通話が切れる音が鳴り、Aも通話終了を押す
無言で携帯をポケットに戻し
水の個性を解除してから
再び工房へと出向いて行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 591人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カフェオレ。(プロフ) - ユメコイさん» っおおおお！！（うるさい）お待たせしました！！第5章、ただいま公開いたしましたので、見ていただけると嬉しいです！長らく返信できずにすみませんでした(´；ω；｀) (2019年8月21日 9時) (
レス) id: 471c42eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ。(プロフ) - 夏梨さん» 返信遅れてしまい申し訳ございません……！！お待たせしました…！第5章公開いたしましたので、拝見していただけるとむせび泣いて喜びます！！コメントありがとうございました！ (2019年8月21日 9時) (レス) id: 471c42eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
ユメコイ(プロフ) - 5章、楽しみにしてます！ご自分のタイミングで頑張って下さい！ (2019年7月15日 15時) (レス) id: bd93b7215e (このIDを非表示/違反報告)
夏梨 - 5章楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年4月1日 12時) (レス) id: f48b2c45f5 (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - ミルミラさん» すみません、5章のパスワードを解除する日は未定です…イマイチ書き直す気になれないのと若干の手直し中なので… (2018年8月27日 0時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
