207話 ページ37
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『…さてと』
そう一言呟いて自分の部屋を見渡し
ポケットから一枚の封筒を取り出した
…えっと、…父さんからの手紙によると…
《Aへ
必要な日用品等はこっちで勝手に送らせてもらった
その他で何か必要な物があるなら自分で用意してくれ
通帳は好きに使ってくれて構わない。
縁利》
『…通帳？』
確かに、なんか封筒が少し膨らんでると思ったけど…
…そのもう1枚の紙を取り出して、よく見てみると
それはどう見ても通帳だった。
一瞬、中身を見て、そっと閉じた。
『……使えるか』
右下の表記に0何個付いてた？
覚えてないし何となく見るのも嫌だ
封筒の中には
銀行のカードとパスワードらしきものが書かれた紙
……いや、最低限、使うけども。
娘になんてもの渡してんだあの父親は
…いや、信頼(?)…してくれてるからこそなのかもしれないけど
…悪く言えば不用心だわ
『…取り敢えず、片付けるか……』
目の前に大量に置かれた箱を見て
思わず溜息が吐き出されるが、
取り敢えず近くにあった大きめのダンボールを開ける
中には、少し大きめの本棚が入っていた
『…あぁ、…他のダンボールと この箱、
色が多少違うのは…これが父さんが送ってくれたやつか』
…本棚は普通に嬉しい。
轟家にいる時に、結構 本を買ってしまったから
『……あれ、2巻何処やったっけ
…あー…くそ、義手使い辛い…』
悪態を吐きながら他のダンボールに手を伸ばす。
中身は…箱ぎっしりに詰められた本(2個目)
……無言で本棚に本を詰めていると
自室のドアがノックされる音がした
『……誰……お茶子か、』
麗「私です！Aちゃん、部屋作りは順調？」
『…いや、だいぶ苦戦してる』
そう答えるとお茶子は
どこか言い難そうな様子で口を開いた
麗「…えっとね…その、片付け！
良ければ手伝わせて貰えんかなー…って」
『…それは、嬉しいけど…お茶子の方は？』
麗「私はもう終わったの
ほら、私の個性ってこういう時便利だから…
あっ、嫌だったら言ってね！
その…人に荷物見られるのとか、ちょっと抵抗あったりしたら…」
『…いや、お願いする。…ありがと』
麗「…！うん！よーっし！任せてね！」
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カフェオレ。(プロフ) - ユメコイさん» っおおおお！！（うるさい）お待たせしました！！第5章、ただいま公開いたしましたので、見ていただけると嬉しいです！長らく返信できずにすみませんでした(´；ω；｀) (2019年8月21日 9時) (
レス) id: 471c42eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ。(プロフ) - 夏梨さん» 返信遅れてしまい申し訳ございません……！！お待たせしました…！第5章公開いたしましたので、拝見していただけるとむせび泣いて喜びます！！コメントありがとうございました！ (2019年8月21日 9時) (レス) id: 471c42eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
ユメコイ(プロフ) - 5章、楽しみにしてます！ご自分のタイミングで頑張って下さい！ (2019年7月15日 15時) (レス) id: bd93b7215e (このIDを非表示/違反報告)
夏梨 - 5章楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年4月1日 12時) (レス) id: f48b2c45f5 (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - ミルミラさん» すみません、5章のパスワードを解除する日は未定です…イマイチ書き直す気になれないのと若干の手直し中なので… (2018年8月27日 0時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
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