film7 思い ページ8
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ギリギリで同点に追いついた星章学園。
その脅威の試合展開に観客は、盛り上がりを隠せないでいた。
残り一分となり残すはアディショナルタイムのみ。
ーこの次の1点が勝負を決めるー
試合再開と同時に激しくボールを競り合う選手達。
けれど、明らかに今までと違う木戸川清修の猛攻に星章学園は、次々と抜かれてしまう。
「今こそ決めるとき！」
「ファイヤートルネードを超える俺たちの必殺技！」
攻め上がる木戸川清修のスリートップ武方三兄弟の1人、武方勝が新たな必殺技を繰り出した。
｢バックトルネード！｣
豪炎寺のファイアトルネードとよく似たその技だが、前方からではなく後方から打つこと、何より武方を包み込んでいたのは、赤い炎ではなく青い炎だった。
｢止めろもじゃ！｣
｢もじゃキャッチ！｣
灰崎の声に後押しされたか、天野は必殺技で難なくシュートを止めた。けれど、シュートを受けた右手から湧き上がる煙が、シュートの威力を物語っていた。
天野から蹴りあげられたボールは、鬼道から灰崎から双子玉川へと、確実なパス回しで攻めあがっていく。
｢あと30秒！間に合って！｣
電光掲示板に表示された残り30秒の文字に、Aは祈るように両手を握りしめる。
選手達にも焦りが見え始める中、灰崎はひとり冷静に何かを探すようにフィールドを、目で見渡す。
｢そこかっ！｣
灰崎は、フィールドの穴とも呼べる空いたスペースに出る。それに気づいた双子玉川が、灰崎にパスをだすが、それを先読みしていた豪炎寺が灰崎の前を並走しだした。
｢もらった！｣
しかし、後ろから追っていた鬼道が懇親のスピードで追いつき、ボールが豪炎寺の足元に届く寸前で、ボールをカットした。
｢あっ、でもあれじゃ間に合わない……！！｣
｢いや、灰崎くんなら届くはずよ！｣
大きく逸れてしまったボールの軌道に、春奈は表情を一変させ、諦め顔で呟くが、鬼道がミスキックをする訳がないと知っているAは、ボールを目で追いながら、断言する。
「楽しませてくれんじゃねぇか！」
「なんだそのスピード!?」
疾風の速さでボールを追いかける灰崎に、木戸川清修は圧倒されたのか、空いた口が塞がらない。
｢いける！｣
｢届け！｣
誰もが灰崎のみを移すこの瞬間に、星章学園の面々は灰崎に思いを託す。Aは、瞳を見開くと、両手を更に強く握りしめた。
｢灰崎とどいた！フィールドの悪魔ここに降臨！｣
灰崎は、ラインぎりぎりに滑り込みでボールをキャッチした。
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シロナ(プロフ) - 愛音さん» リクエストありがとうございます！水神矢くんは、対王帝戦の前後で、雪乃ちゃんを精神的に支えます。絡みは、少し先のお話で予定しているので、お待ちいただければ幸いです！ (2019年3月20日 22時) (
レス) id: 02fecad83b (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 水神矢成龍くんとの絡みをお願いします。 (2019年3月20日 21時) (レス) id: 95fbe585e8 (このIDを非表示/違反報告)
シロナ(プロフ) - あんさん» あんさん、リクエストありがとうございます。鬼道さんとは、星章対王帝の試合で沢山絡ませる予定です！せっかくの幼なじみ設定なので、日常での絡みも増やしたいと思っています(*´艸`) (2019年3月20日 11時) (レス) id: 02fecad83b (このIDを非表示/違反報告)
あん - 鬼道さんとの絡みをお願いします。(￣^￣ゞ (2019年3月20日 10時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sirona | 作成日時：2019年2月28日 20時
