【あんスタ】お眠り姫には優しいKissを。

knightsは自由奔放です。 ページ7

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「はぁー……『王様』、Aとは…って、かさくん？
来てたんなら言ってよねぇ。つか、なんで睨んでんの？」


めんどくさそうに頭を掻いて入ってきた瀬名さんは
朱桜くんにお説教中。

そこで私は思い出した。








「みんなー。あんね、サンドウィッチ持って来たんで、
朔間くんと、鳴上さんにも渡してくださいね。

月永さんは食べますか？」


風呂敷をほどきながら聞くと、とっても元気のいい、
良く分からない答えが帰ってきた。

取り敢えず、食べるということは聞き取れた。




「お姉さま……もぐもぐっ！私、嬉しいです！！」

「くまくんたちにも残しとくんでしょ？さぁーて、
俺は何食べようかなぁ？」


「俺はな！あっ、待って！！中身をインスピレーション
するぞ！！セナ、新入り！絶対に漏らすな、だって

俺は史上最強の王様なんだからなっ！わはははっ☆」





knightsは自由すぎる、というか。
悪く言えばまとまりがなくて、良く言えば一人ひとりの
個性がはっきりしている。


ああ、プロデュースさぼってしまった。
まぁ監視されているわけでもないし、怒られることは
ないと思うのだけど。



「おはよう、あら？いい匂いするわ。何かしら？」

「ふぁ、ふ……おはよう、A。」


ざわざわと煩いプロデュース室に、二つの声が響いた。
そして、背中に重さがのしかかる。

それが朔間くんだ、って気づくのには遅くはなかった。







「朔間くんー。何味食べたいですか？」


「んーっ……A味がいい」



朔間くんは瀬名さんに殴られました。
涙目になりながら朔間くんがすり寄ってきたので、
いつものように抱きしめて頭を撫でる。



朔間くん、あったかいなあー。


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