97.説明って難しいよね ページ18
『だーかーらぁ!死んで色々あって宿儺さんに会って髪の毛切られて今此処にいるの!分かった!?』
「だから何があってそんなことになるのかってずっと聞いてるだろ!?」
『だーかーらぁ!___』
「お前ら、いつまでそれ続けんの?」
そんなしょーこの一言で私達は口を閉じた。
結局伊地知さんは五条先生に負けて、今は悠仁君と先に例の地下室へと向かった。
そして私は五条先生に説明を求められた。
流石に神様のことは言えないから曖昧に誤魔化しながら説明したが、理解されなかった。
最終的にこの同じ事を繰り返すだけの言い合いになってしまったのだ。
「ま、私はどーでもいいけど。Aがそんなに言いたくないんだから何かしらの理由があるんだろ」
「……縛りか?」
『縛りとは違う。…けど言ったら多分私が死ぬ』
…精神的に。
だって神様の話なんかいきなりしたら、私とうとう頭が逝っちゃったって思われちゃうじゃん!?
それだけは嫌だ!
一応呪術師の中でも常識的な人間のはずだから!……多分。
取り敢えずナイスフォローだよ、しょーこ。
流石にこれで五条先生も諦めるはず。
そう思ってじっと五条先生を見つめると、暫くして大きな溜め息を吐いた。
「……いいよ、今は聞かないでおいてあげる。けど一つだけ聞いていい?」
『内容にもよるけど…』
「なんで巫女服着てるの?」
『…………………………可愛いメイドさんが用意してくれてたから』
「「は?」」
『私巫女服好きなの!』
「知ってるよ。ていうかメイド?お前メイド雇ってたの?」
『あー私のメイドじゃなくて……』
「え、じゃあ宿儺の?まじ?アイツそういう趣味?」
『違う違う違う!宿儺さんでもない!あーもう!詳しく言えないんだって!!』
しーちゃん…!巫女服は可愛いけど、戻るときに制服に着替えたかった!!
いや私も忘れてたんだけどさ。
「あーそういえば、報告修正しないとね」
「いや、このままでいい」
『唐突に真面目な話になったな』
「また狙われる前に悠仁に最低限の力をつける時間が欲しい。Aにも出来れば昔くらいに術式を扱えるようになって貰いたい。記録上、悠仁とAは死んだままにしてくれ」
「んー?じゃあ虎杖とAがっつり匿う感じ?」
「いや、交流会までには復学させる」
「何故?」
「簡単な理由さ。若人から青春を取り上げるなんて許されていないんだよ。何人たりともね」
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小春日和 - すみません、なんでか残高になってるけど無視してください。……なんで残高なんだ? (2023年2月20日 16時) (レス) id: f370adada3 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - マリオットさん» コメントありがとうございます!タメ口で書くの苦手なのでこのまま敬語で書かせていただきます。全然ずうずうしくなんてないので是非先輩と呼んでください、めっちゃ喜びます。よかったら、マリオットさん残高の小説のタイトル教えて欲しいです! (2023年2月20日 16時) (レス) id: f370adada3 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 初コメ失礼します!一気読みしましたありがとうございます(?)学校休んで見てます!母にばれたらやばいです!私は小六ですが、呪術の小説書いてます!どうぞタメ口で、、、、、、私もよろしければタメ口で小春日和先輩と呼びたいです!ずうずうしくてすいません🙇 (2022年11月17日 13時) (レス) @page15 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - 雪さん» 私が壊した眼鏡って友達のなんです。しかも、その子の3回も壊してしまって…。私が借りた瞬間壊れたり、抱き付いたら壊れたり…。3回目なんて私が友達の近く通っただけで壊れたんです。……眼鏡に呪われてるのかな? (2022年2月13日 10時) (レス) id: f0a1c41359 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - 雪さん» 1話から一気に読んでくださったんですね!ありがとうございます!でも、夜更かしは駄目ですね…私は中ニなのに10時に寝てます。11時過ぎると睡魔がヤバいんです。 (2022年2月13日 10時) (レス) id: f0a1c41359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小春日和 | 作成日時:2022年1月31日 6時