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問題6 ページ7

『はて……これは私も一緒に走って大丈夫なんだろうか』

「嘉柳先生と一緒とか神〜!」

「優勝決定だわ」

『そんなに縁起良い人間じゃないんだがなぁ……』



《位置について〜……よーい…………スタート!!》



教師として、生徒が主役である体育祭では生徒の顔を立てるべきだろう。


少し遅めに……





「先生っ!」

『?』


「手ぇ抜かないでください!」

「本気で来いやー!!」


『!……』


私の少し前を行く生徒は振り向かずに言う。






『後悔しないように』








《おぉ?……スピードを上げました嘉柳先生!一気に先頭に躍り出ます!!》







「あいつの善意をなぁ」

「あいつも素直すぎんだろォ」

「うむ!良い走りだ!」

「聞いてねえこいつ」





お題が並ぶ机に辿り着いた。








『どれでもいいのかな?』

「はい。どれか一つ選んで、そのお題をゴールまで持ってきて下さい」

『ふむ……』



右端の封筒を手に取り、中から紙を取り出して開く。






『……!』








数文字のお題……これを持って来いと……








「嘉柳先生ーッ!頑張れー!!」

「お題何だったんだー!」

『!』


仲間からの応援がやっと耳に届く。……はて、これは言っていいのだろうか……






いや、年に一度のイベントだからこそ本気でやるのだろう。









『……ならば、先に行かせてもらうよ』


「なっ……」

「やっべ俺も早く……!」









《少し迷った嘉柳先生!一直線に教師チームに向かいます!》




「こっち来てねーか?」

「ここにある物じゃねえのか」







『宇髄!』

「俺?……え、何この俺得展開」←

『君がお題にピッタリなんだ。来てくれないか』

「良いけどよ……お題何なの?」

『すまないがそれはゴールしてからでいいかな!』


手荒にはなるが、宇髄の手首を掴んで走る。




《嘉柳先生なんと宇髄先生を連れてゴールへ!》



「キャァァァァ!!!」

「何あれー!」

「嘉柳先生カッコイイ!!」

「宇髄先生カッコつかねー」




何か色々言われてる気がするが気にしている暇はない。







《生徒を見事に抜き去って嘉柳先生ゴール!!》




「お題の紙を見せてください」

『はい。これだね』

「んー……?」

『すまなかった宇髄。急に連れて来てしまって』

「えぇ……はい、大丈夫です!チームT合格です!」


「何だこのお題……」

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すみた先生(プロフ) - 星猫さん» ありすぎて文字数足りないので、次話で答えさせていただきます!質問コメントありがとうございます!! (2021年3月27日 17時) (レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月27日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年1月27日 21時

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