煉獄家長女、教えます。弐【キメツ学園】

問題44 ページ46

「お風呂気持ち良かったですね〜」

「そうね〜温泉なんか久しぶりだもの」

「嘉柳さん、後で入りましょうね」


『是非是非！では行きましょうか』




校長先生が風呂を貸切にしたのは午後10時まで。






「お、そっちもか」

『みんな揃ってるな』



夕食を食べる部屋……まぁ宴会場みたいな所だな。



どうやら男性陣も浴衣に着替えたらしく、ピリッとした空気は無くなっていた。





「席は自由に座ってもらって構わないからね」


「カナエ先生、隣いいですか？」

「いいわよ。あまねさんもどうぞ」

「失礼します」



『私も「俺嘉柳の隣〜」……ぅ』

「何！？なら俺もだ！」

『ぅ……助けて……』←


両脇を問題児で固められ、私は心底疲れている。ここには疲れを癒しに来たのでは無いのか……

杏寿郎の隣にいた不死川に助けを求める。


『不死川……』

「あー……悪ィ」←

『……伊黒』

「……すまないとは思っている」←

『冨岡』

「……？」←

『くっ……こうなったら……



悲鳴嶼先生……！』






「猫がお好きなんですか？」

「はい」



『……』←




「(こいつがキレねェといいが……)」

「(煉獄は何故俺を呼んだんだ？)」←

「(今度甘露寺も連れてこよう)」←




「あらあら〜」

「な、なんか凄いですね……いつも通りというか、何というか……」


『はぁ……もういい。私が2人の間に座ればいいんだろ？』

「派手に名案〜」


大人しく投降した←





「それじゃあ乾杯しようか。天元、お願いしてもいいかな」

「俺？あ、じゃあ……


え〜……まぁ日頃の疲れを存分に癒そうぜ。ストレスも発散させて。そんじゃ、乾杯！」



「「『乾杯！！』」」

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