一目惚れしたのは獣耳少女達でした５【そ/ら/る】【う/ら/た/ぬ/き】

２１９話 ページ20

ルーシーside

そして、次の日。

今日は浦田がこっちに来て皆と喋るらしい。

ラビも来るようだった。

だから、ルーシーは部屋に篭っていた。

何となく…部屋に居たかったから。

それに、火傷も痛かったし…。

部屋で一人の間は少し落ち着くなぁ…。

『……はぁ』

少し溜息をつきながら、外で浦田とラビが入ってくるのを見てた。

ラビと目が合ったけど、ふいとラビは横を見た。

うーん、避けられている。

まぁ、良いけどさ…。

そ「ルーシー」

『ん？』

不意にドアがノックされて、扉を開ける。

すると、彼方が居た。

そ「ルーシーは今日、リビングに降りて来ない？」

『………うん。火傷痛いから、今日は部屋に居る』

そ「分かった」

そう言って、彼方は階段を降りて行く。

……それだけかぁ…彼方が話しかけてくれるから何かあったのかなって思ったけど…。

…それだけなんだ。

にしても、私そろそろメンヘラ拗らせ過ぎてヤバいかも…。

２２０話→←２１８話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す