検索窓
今日:20 hit、昨日:16 hit、合計:210,266 hit

ページ47

.





まだ昼時か。

早い時間に任務に出掛けたので、思っていたより早く戻ることができた。

部屋で、Aさんが待っているのか……

逸る気持ちを抑えるように、胸元に手を当てる。

……ドクドクと、うるさく音を立てていた。



「Aさん、今戻りました」



背筋を伸ばしたAさんの、凛とした背姿を期待して襖を開ける。

と、そこには



「っ…………さ、ねみ……お疲れ…………ぁ、おい、こら……っ」



…………衣服のはだけた、Aさんが居た。





・・・




「で、コイツが暴れた……と。そういうことかァ?」



落ち着きのない犬を取っ捕まえる。

顔を近づけて「駄目だろォ」と叱ってやると、言っていることがわかったのか、困ったように鳴いて大人しくなった。

今は俺の膝の上で静かにしている。



「まさか、服の中に入ってくるなんてな。元気なヤツなんだな」



Aさんはそう笑いながら、乱れた服装を整える。

乱暴にひっぺがすことはできただろうに、傷付けてしまうのを気にして、されるがままになっていたのだろう……顔は火照り、息も少し上がっていた。

っ…………妙にえろい、な。



「あんまりそう、無防備なことされると……歯止め、効かなくなりますよ」



距離を縮めて顔を近付けると、ビクッと怯えたように震えるAさんの肩。

普段は何事にも動じないAさんが、こんなことで顔を赤くしているなんて……堪らねぇな。



トッと肩を押して畳に押し倒す。

恥じらった様子のAさんが、色っぽくて、もう色々抑えられなくて。



「Aさん…………ん」

「ぁ……実弥…………」



両手を絡めて、キスをした。





.

ー→←ー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (396 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
595人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mikitty(プロフ) - 好きです!!!! (2022年12月25日 13時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - やっぱり何回見ても最高だなぁ、ぐへへ(( (2020年12月19日 14時) (レス) id: 4fc468f2f2 (このIDを非表示/違反報告)
柴犬(プロフ) - 素敵な作品ですね...、愛情表現や色気のあるシーンがすごく好きで一気読みしてしまいました。他の作品も読ませて頂きたいのですがパスワードというのはどちらで伺えばいいのでしょうか...? (2020年5月30日 9時) (レス) id: 87b58a18e6 (このIDを非表示/違反報告)
ohagi - めっちゃ最高でした。自分も腐ってるのでBLの方がよけい萌えました! (2020年3月31日 14時) (レス) id: 8e8ba22e4c (このIDを非表示/違反報告)
ひつじマイケル(プロフ) - お疲れ様です!読んでいてとても面白かったです!よろしければこれの短編集を読んでみたいです! (2020年3月30日 14時) (レス) id: 37a32601d5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たつき | 作成日時:2020年2月29日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。