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※注意
ここから先のお話(P48-50)はえちえちな表現があると思われます。ていうか、やっちゃってます← 苦手な方はブラウザバックをおすすめします。



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正直に言うと、Aさんはキスが下手だ。

いや、上手かったらそれはそれでどうかとは思うが、兎に角、キスに不器用なところが堪らなく愛らしい。

無意識なんだろうが、苦しくなってくると、手を握る力が強くなる。

それを合図に少し口を離そうとすると、嫌だとでも言うように唇を噛んでくるのは、本当に心臓に悪い。



「Aさん……大丈夫、すか」

「これ……くらい、平気だ…………実弥、馬鹿に、してるだろ……」



キスの合間に途切れ途切れに言葉を紡ぐAさんは、白い肌が火照って、畳に張り付いた黒髪に映えていた。



「へェ……?」



もっと困らせてやりてぇ…………そんな欲が沸々と沸き上がる。

俺は、仰向けに寝そべるAさんの足と足の間に膝を入れて、上に押し上げた。



「っ…………!?」



Aさんが、わかりやすいほどに跳ねる。

何が起こったのかわからねぇ……って顔だな。

俺はもう一度、グリ、と狭間を押してやる。

すると、Aさんは泣きそうな声で、



「さ、ねみ……当たって……っ」

「あー……?聞こえねェ、何がどこに当たってるって?」

「そん、な……実弥……!」



俺の羽織をキュッと掴んだ。

いや、ヤバすぎんだろ、どっからくるんだよ、この色気。



「……言ってくれねぇと、このまま酷くするぞ……いいのかァ?」



もう既に酷いことをしているのだが…………Aさんの耳元でそう囁くと、目をギュッと瞑って、いやいや、と首を振る。



「じゃあ……言えるよなァ?」



少し冗談のつもりで言っていたが、Aさんはぶわぁと顔を真っ赤にさせて、小さな声で呟く。



「実弥の膝、その……………俺の、に、当たってる…………」



段々と小さくなっていく声には恥じらいが含まれていて、あ、これやべぇな、なんて思いながらキスを落とした。



「すみません……意地悪言いました」



謝って、再び手を握ると、力が抜けてしまったのか、弱々しく握り返される。

……こんなに甘やかしたいって思うの……アンタだけだからな。

……とは、流石に本人には言えず、意地悪をして拗ねてしまったAさんにキスを落としていった。

と、そのとき。



「…………あ?」









…………首もとに、二つの噛み痕を見つけた。





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mikitty(プロフ) - 好きです!!!! (2022年12月25日 13時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - やっぱり何回見ても最高だなぁ、ぐへへ(( (2020年12月19日 14時) (レス) id: 4fc468f2f2 (このIDを非表示/違反報告)
柴犬(プロフ) - 素敵な作品ですね...、愛情表現や色気のあるシーンがすごく好きで一気読みしてしまいました。他の作品も読ませて頂きたいのですがパスワードというのはどちらで伺えばいいのでしょうか...? (2020年5月30日 9時) (レス) id: 87b58a18e6 (このIDを非表示/違反報告)
ohagi - めっちゃ最高でした。自分も腐ってるのでBLの方がよけい萌えました! (2020年3月31日 14時) (レス) id: 8e8ba22e4c (このIDを非表示/違反報告)
ひつじマイケル(プロフ) - お疲れ様です!読んでいてとても面白かったです!よろしければこれの短編集を読んでみたいです! (2020年3月30日 14時) (レス) id: 37a32601d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たつき | 作成日時:2020年2月29日 20時

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