第百六十訓 振袖姿は見れないんですか!? ページ22
貴「これが今回の企画書になります。見てください。」
結局プレゼントはお預け。
元旦の初詣の人整理についての話し合いをしている。
いつもは近藤さんがぱぱって決めて指示するだけなのに今回はこんな慎重に仕事をしている。
そんなに大事な仕事ですか?
あっ、この仕事の担当は僕でしたか。
貴「当日は寒さが予想されています。あったかい恰好をして仕事をしてください。
初詣に来ている方へきちんと接しないのは失礼にあたりますので気をつけてください。
特に総悟ね。
あとは…特にないかな。質問がある人。」
はっ、現役高校生なめんなよ。
学級委員してたからこのくらい慣れっこだし。
仕事の重さなんてこれぐらいじゃ感じないよ。
沖「はーい。俺たちは初詣できないんですかィ。」
貴「屯所近くのお宮さんにお参りに行きます。
神社のほうにはいきません。年明けたら仕事忙しいから。」
近「はい!Aちゃんの振袖姿は見れないんですか!?」
貴「見れません。近藤さん仕事です。今は仕事中です。
振袖なんて着ません。ほかに。」
そういうと近藤さんはショボーンとしたように見えた。
だから?
これで言うこと聞くとかないよーだ。
散々騙されてきたもんね。
土「はい。質問というか…。Aは当日髪を結っていけ。
人ごみにそんなんじゃダメだろ。」
貴「うっわ。マジお父さん…」
土「あ゛?」
貴「いっいえ、了解しました。
…、ほかにないようなのでこれで終わりたいと思います。
防寒対策は各自お願いします。では解散。」
そう告げると隊士さんたちはちらほらと散らばって行った。
書類の片づけをして…あっ、始末書。
第百六十一訓 面倒…→←第百五十九訓 近藤さんにほっぺすりすりしてる・・・
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虹色水晶 - 神威は神さん» ありがとうございます!あー初コメントだ!うれしいです。これからもよろしくお願いします。 (2016年12月19日 11時) (レス) id: 06011833fd (このIDを非表示/違反報告)
神威は神 - すごいおもしろいです! (2016年12月16日 19時) (レス) id: c337c1241d (このIDを非表示/違反報告)
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