想い -Yoongi- ページ33
口にした想い。
もちろん俺にとっては真剣で、
心から本気で思ったから口にした。
いざ想いを口に出してみれば、
ちょうどAを抱きしめてるのもあって、
より強く…好きだと感じた。
なのに。
「…嘘だ」
って。
小さな声でボソッとAが言って。
まさかそんな言葉が返ってくるとは
想像もしてなかったし、
また泣き声でそう言って。
なんだろう。
もう可愛いとしか思えねぇんだけど。
「嘘じゃねぇよ」
「だって…じゃないとおかしいし…」
「何が？」
「だって…もし…その…好き…なのなら、避けたり…そういうのは…」
だよな。
やっぱそう思うよな。
「こっち向け」
「…やだ。顔、ぐちゃぐちゃだし…」
「いいから。顔上げろ」
離れた身体。
顔を上げず、下を向くA。
片膝を折ってソファーに乗せ、
Aの方に身体を向けると、
「泣きすぎなんだよ。明日、目、腫れるぞ？」
手を伸ばして取ったティッシュケースを渡し、
Aがティッシュを取ってる間に親指で…
涙を拭った。
「好きすぎて…」
「え…」
「お前が好きすぎて、自分に自信がなかった。泣かせるんじゃないか…悲しませるんじゃないか、何もできないんじゃないか…そう思ったら…怖くて、避けるしか…なかった」
途中、
下を向いていたAの顔が上がり、
目が合った。
けどそのまま…
想いを口にした。
「よく…わからない」
だよな。
だからお前のこと、
散々悩ませて苦しめたんだよな。
「A？…俺のこと…どう思ってる？」
「好きです」
いきなり。
突然聞いたのに、
一瞬の迷いもなく、すぐに答えたA。
わかってはいたけど嬉しくて。
でもちゃんと言葉にして聞いて、
同時に胸がすごく苦しくなった。
真っ直ぐに、
そんな涙目で好きだと言われたら…
また触れて抱きしめたくなったけど。
気持ちを抑え、
目を見たまま話を続けた。
「そっか。じゃあ…俺と付き合ったら？って、考えたことある？」
「え？」
「お前が今までどんな男と付き合ってきたか知らねぇけど、休みを合わせて遊びに行ったり、仕事終わりに飲みに行ったり、旅行に行ったり、誕生日や記念日、イベント…必ず当日祝ったり……多分俺は、今までの男のようにはしてやれない」
自分で言ってて…
また自信がなくなってきた。
同時に怖くなった。
言わなきゃいけない。
聞かなきゃいけない。
でもこんなに目の前にいるのに、
この話を聞いて無理だと言われたら…
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がほ(プロフ) - ハイリさん» こんにちは^ ^そんな風に言って下さり、本当に嬉しいです！！しかもお話の途中でのコメ！無理せず、ゆっくり最後まで読んでもらえたら嬉しいです。ユンギ、いいですよね〜。ユンギの次のお話も考えてるので、それもぜひぜひ！ (2020年6月3日 19時) (
レス) id: 7925a63dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ハイリ(プロフ) - すごく、すごーく気持ちが入り込んでしまい、一秒たりともこのお話から目が離せません！最近少しだけ気になり始めたユンギさんでしたが、この物語を読むことで劇的なファンへと変貌致しました(笑)まだ読み途中ですが、ドキドキと切なさの狭間で胸が苦し〜い(^^) (2020年6月3日 17時) (レス) id: 9a9ff787e6 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - YG Loveさん» こんにちは！コメありがとうございます(^^)YG…なんだかもう(T-T)YGが、BIGBANGが、これからどうなって行くのか考えるだけで不安です(T-T) (2019年8月23日 9時) (レス) id: c74390b1f3 (このIDを非表示/違反報告)
YG Love(プロフ) - 私もarmyとVIP掛け持ちしてるので気持ちはよくわかります。すごくショックでした。 (2019年8月22日 23時) (レス) id: 067bdd342e (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - RxSさん» こんにちは(^^)なんですって？２回目？２回も読んでもらえるなんて、本当にありがとうございます。スッと入ってくる感覚…書き手として、たまらなく嬉しいお言葉です。ありがとうございます(^^) (2019年7月24日 11時) (レス) id: c74390b1f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2019年3月3日 16時
