僕達の姫とアイドル〈３〉

シンデレラ〜２年生オリジナルバージョン〜 ページ5

彩〉私、ステージに出たいわ！

明〉それでは会場へ！

彩〉ダメよ、服が無いもの。それに時間も。

明〉ご心配は要りません。カボチャとネズミ、ガチョウを準備してください。

彩〉これでいいかしら。

明〉それではいきますよ。
　 私が良いというまで目を開けないでください。
　 それからあなたがきて踊りたいと思う衣装、着ている姿を強く想像してください。

彩〉はい。

明〉我に仕える精霊達よ、我に力をかしたえ！

彩〉っ！

明〉目を開けて。

彩〉これは！

鳴〉エラが目を開けると、
　 エラが乗れるくらい大きなカボチャと
　 二頭の馬、一人のおじさん。
　 そして何より、エラは自分が想像した通りの服を着ていました。

明〉さあ、行くのです！

彩〉ありがとうございます、魔術師さん！

明〉楽しんでおいで！
　 だけど魔法が効くのは12時まで☆
　 じゃあね！

彩〉ありがとうございました！

影〉カボチャの馬車はとても早く、
　 あっという間に会場につきました。
　 エラはすぐにエントリーをして控え室へ行きました。

鳴〉控え室には男子も女子も一杯いて、
　 そのなかには、お兄様方もいました。

彩〉もし優勝出来れば、お父様やお兄様方に認めて貰えるかもしれない！

影〉エラの番が来ました。
　 この大会にはアメリカニューヨークの王子様も来ていました。

彩〉宜しくお願いします！

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