冷たいあの子は雪の国の国王で…？ふぁいぶ！

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あるじ…？主…






はぁ！？



え、意味わかんない…ジャック助け…いや、ジャックも何言ってんだこいつって顔してるわ。






ジャック「…なんだって?」






ほらァ！！






アズール「君達は僕と勝負をして負けた。契約に基づき、これから卒業までの間、君達には僕の下僕として身を粉にして働いてもらいます。」





エース「ちょっと待った！こんなん詐欺だろ！」





お、エース居た…





アズール「確か君は…1年生のエース・トラッポラさんでしたね。詐欺だなんて人聞きが悪い。」





このイソギンチャク共の名前を全部覚えてるってのか…？やば…






アズール「僕は契約通り、君に完璧なテスト対策ノートを渡した筈ですよ。しっかりこなせば、90点以上は取れたはずだ。」






エース「あぁ、確かに取れたぜ92点！」





アズール「それは良かった！お役に立てたようで何よりです。」





エース「でも、対策ノートを渡した相手がこんなに居るなんて話は聞いてねーよ！」





デュース「エースの言う通りだ。これじゃ、いくら対策ノートを貰ったって上位50位に入れるわけないじゃないか！」





グリム「皆が90点以上じゃ、85点とっても赤点の時と順位が変わらねぇんだゾ！」






んん？…つまり…こういうことか？





エース達イソギンチャクは、このアズール…先輩？からテスト対策ノートを貰う代わりに、上位50位以内に入らなかったらアズール先輩の下僕になるという契約をした。



イソギンチャクになってる人達は上位50位に入らなくて契約違反になったから下僕となった。




因みにテスト対策ノートを渡した相手がこんなに居ることは当の本人達は知らなかった…と





…意味分からん、つまり…楽してテストを受けたが自業自得でこうなったってことか？






意味分からん…





アズール「貴方達、守秘義務という言葉をご存知ですか？」






！！





アズール「楽をしていい点を取りたい、落ちこぼれになりたくない、テスト前日まで遊び呆けていたい……今回、期末テストで僕を頼ったバカ…ん‪゛んッ、いえ…皆さんの事情は様々でしたが…

“誰が”、“どんな事情で”、“どんな契約をしたか”……などというプライバシーに深く関わるようなことを…僕がペラペラと、他人に喋ったりするわけないじゃないですか。

僕はとても誠実な男ですから。」





…なんだろう、今何処かのカラスの“私優しいので。”が脳内で再生されたような…

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