冷たいあの子は雪の国の国王で…？ふぁいぶ！

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ラギー「こいつらがレオナさんのお世話を手伝ってくれれば、治りも早くなる気がするなぁ…」





ちら、ちら、とレオナの方に目線で訴えながらペラペラと口を動かすラギー先輩




レオナの扱い方わかってんな…





レオナ「………ﾁｯ、小賢しい野郎だなテメェは」





ラギー「やだな、嘘じゃないッスよ？シシシッ！」





レオナ「ハァ…ったく、少しでも騒がしくしやがったら三日経ってなくても即座に外に放り出す。




分かったな」





結愛「ヒッ…」





ギロリ、と結愛とグリムを睨んで自身の部屋へと向かうレオナに慌てて着いていく









〜サバナクロー寮 レオナの部屋〜






グリム「ほぁ〜〜、なんかワイルドな男の部屋！って感じなんだゾ」





レオナ「チョロチョロすんじゃねぇよ…オイA、来い」





レオナはベッドに横になり、横をポスポスと叩いた





…横に寝ろってことか？






『うん…まぁいいけど』





素直に横に寝転がった。






レオナ「よし。…俺はもう寝るが…俺の眠りを妨げたら平たく伸ばして食ってやるからな。グルル…






……ぐー」





『もう寝たし…』





結愛「アンタ…レオナ先輩にまで色目使って…！」





『いやレオナは小さい頃から知り合いってだけで…』





結愛「言い訳しないでよ！！」





レオナ「グルル…」





結愛「ハッ…！」





起こしたら平たく伸ばして食ってやるからな…だっけ、その言葉のおかげで結愛は静かになった。





『じゃ、俺も寝るね。グリム、おやすみ』





グリム「おやすみなんだゾ」



















次の日







ん…もう朝か…





『ふぁ…ｯく…顔洗ってメイクして…それから…ってあれ？』





動けないんだけど…



そう思って足元を見てみると、レオナのしっぽが俺の足首に絡みついていた。



…くっそこのしっぽ相変わらず力が強い…






ラギー「ウィーッス、はよッス…ってAくん、起きてるなら布団から出て下さいッス。」





『起きて欲しいんなら俺の足首にある誰かさんの尻尾を解いて欲しいんですけど…』





ラギー「え？…あぁ(察)大変ッスね、Aくんも。色んな人に好かれて…





…まぁ俺もその内の一人だけど






さっさと起きてくださいレオナさんAくんが困ってるッス」






ら、ラギー先輩…！！




第一印象最悪だったけど…こうして見れば良い先輩だ…

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