冷たいあの子は雪の国の国王で…？ふぁいぶ！

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ラギー「監督生くんとグリムくんも、さっさと起きて顔洗うッス」





グリム「むがっ…もう朝か…？…ぐぅ…」





結愛「早くメイクしないと…あ、ラギーくぅん♡おはよぉ♡」





ラギー「ハイハイ、おはよう。早く顔洗ってこいッス、すっぴんヤバいッスよ」





え…




ラギー「あ…」





結愛「ッ〜〜〜！？」





結愛さんはそれを聞くと怒りで顔を真っ赤にして洗面台へとドスドス歩いていった。





ラギー「やっべ…まぁいっか、レオナさん起きてないし。Aくんもグリムくんも、このことは内緒にしてね」





レディファーストな国出身だからこそこんなに顔を真っ青にしているのだろう。



その顔を見ると俺もグリムも頷くしかなかった。






ラギー「ってグリムくん！二度寝してんじゃねぇッス！」





グリム「まだ6時じゃねぇか…寝かせるんだゾ…」





ラギー「サバナクローはマジフトの朝練があるんスよ！君たちもこの寮に来たからには参加してもらうッス！分かったらさっさと起きて下さい！」





グリム「…ふぇ…？朝練？」





ラギー「こないだのマジフト大会以降始めたんスよ」





レオナ「んん…るせぇな…ぐー…」





ラギー「ほらレオナさんも起き…あ、そうだ…シシシッ！




Aくん、レオナさん起こすの任せてもいいッスか？」





『え、なん…』





ラギー「オレ、朝飯の準備があるんスよ。そりゃもう大変で…Aくんが手伝ってくれたら凄い助かるんスけど…」





…お母さん？




『…レオナ寝起き悪いからいやなんすけど…』





ラギー「え？本当？助かるー！ありがとね、Aくん！シシシッ！」





え、まだ俺何も言ってない…





ラギー先輩はありがとうと言い残して去っていった。






『はぁ…ったく…レオナ、起きて！』





レオナ「グルル…あ？」





『朝ご飯食べて朝練するんで…しょ…！？』





レオナは俺の腕を引っ張って俺がよろけたところを首筋に噛み付いてきたのだ




『おいレオナ！！い゛ッ…』





グリム「ふなっ！？Aを離すんだゾ〜！！」




レオナ「ん゛…肉…」





『ちょ、俺は肉じゃな…ッ痛いってば…！』





あぐあぐと寝ぼけたまま俺の首に噛み付いてくるレオナに俺のイライラは積もっていき…そして…





『いい加減にしろ！！』




バシッ！！！





俺は…

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