冷たいあの子は雪の国の国王で…？ふぁいぶ！

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〜サバナクロー寮 マジフト場〜





レオナ「……」





『……』




朝ごはんを食べてから、というのはどうやら嘘らしく、食堂に行けばグラウンドに来いとモブAくんに言われた。





俺の首の噛み跡とレオナの頬の紅葉模様の跡、そしてラギー先輩の嘘がなければ完璧な朝なのだが…





あの後俺はすぐ我慢の限界がきて、レオナを引っぱたいてしまったのだ。





グラウンドに行けばラギー先輩に爆笑された。






『れ、レオナ…』





レオナ「…あ？」





『引っぱたいてごめん…これで許して…』





俺は頬に付いている紅葉柄の跡を回復魔法で消し去った。





『…ごめん』





そしてもう一度謝る…と





ポン…




『？』




俺の頭にレオナの手が乗っけられた





レオナ「別に怒ってねぇよ」




その言葉に俺はホッとした




グリム「A〜！早く来るんだゾ！」





『ハイハイ』























グリム「朝一で体を動かすの、思ってたより気持ちがいいんだゾ！」







『そうだね、俺も朝偶にジョギングとかしてるけど…』





あ、偶にだからね？気が向いた時だけ






グリム「ふな！？初耳なんだゾ！嘘ついてんじゃねぇのか？」





ジャック「嘘じゃねぇよ、俺も今朝より1時間早く起きてジョギングしてるが…偶に会う」





グリム「そ、それはやりすぎな気がするんだゾ…




…それにしても、サバナクロー寮はもう来年のマジフト大会に向けて特訓をしてるってことかぁ…強力なライバルになりそうなんだゾ」





結愛「来年が楽しみぃ♡」





ラギー「あぁ、そっか。アンタらはまだ知らないんスね。


寮対抗マジフト大会よりももっと大規模なやつが毎年五月にあるんスよ。」





あぁ、そうだったね…確か…





『学園対抗戦…でしたっけ？』





レオナ「そうだ。」





結愛「ふえぇ？♡がくえん、たいこうせん〜？♡」





ラギー「名前の通り、他の学校と戦うマジフト大会ッスね。」





レオナ「うちの学校は、毎年ロイヤルソードアカデミーと戦う。」






グリム「おぉ、聞いたことある名前なんだゾ。」





ロイヤルソードアカデミー…って確か…チェーニャさんのいた所…





ラギー「ツイステッドワンダーランドにはいくつか魔法士養成学校があるんスけど…その中でもナイトレイブンカレッジとロイヤルソードアカデミーは“二大魔法学校”って呼ばれるくらい名門なんス。」





結愛「ロイヤルソードアカデミーってどんな所なのぉ？♡」

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