参 ページ5
ん、まってまって。煉獄さんこっちのこと何も知らないよね!わからないよね??
そのまま玄関に向かおうとしている 彼の羽織をつかんだ。
「ちょ、ちょっと待ってください!この世界のことを何も知らないまま 出て行ってしまうのは危険だし、その服は目立ちます!!」
「むっ…!」
とりあえず動きを止めてくれたので、そのまま続きを話す。
「私なら煉獄さんのこともこちらの世界のこともわかります。ここに居座っていいので どこにも行かないでください!」
「いや しかしだな…嫁入り前の女性と二人暮らしは なんともよろしくないだろう!」
頑なに考えを変えない彼に、私は粘る。
「部屋が多いので間違いはおきません!!
お願いです、心配なんです……」
煉獄さんの生い立ち、柱としての彼、そして最後の姿。
その全てを思い出してしまい、顔は下に向く。
いやだ、煉獄さんを二度も失いたくはない。
ジワ…と涙が瞳に溜まる。
「承知した。」
ハッ…と視線を上げれば、少し困ったような顔をした煉獄さん。
きっと、なにも話さなくなった私に気をつかってくれたのだろう。
私は涙を拭い、笑顔で頷いた。
「ありがとうございます、煉獄さん!」
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☆未来音★(プロフ) - 憐さん» 感想ありがとうございます。同じ煉獄さん好きとして、そのようなコメント嬉しいです*なかなか更新が難しいですが、これからもよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
☆未来音★(プロフ) - けいさん» コメントありがとうございます。一言ですが、とても伝わってきます。もっとその気持ちが強くなるよう、がんばって更新していきますね。今後もよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
☆未来音★(プロフ) - アリスさん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです。ゆっくりですががんばらせていただくので、これからもよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
憐 - とても素晴らしい夢小説を、ありがとうございます!煉獄さんは大好きなので、とても嬉しいです!どうかご無理をなさらず、更新を頑張ってください。応援しております! (2020年6月21日 18時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
けい - うまく言葉に出来ないので一言。 好きです (2020年6月11日 12時) (レス) id: c43b0ed0fe (このIDを非表示/違反報告)
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