肆 ページ6
話し合えた結果、煉獄さんは私の家にいてくれることになった。
本当によかった…でもこのまま何処かへ行こうと思うなんて、さすが煉獄さんと言うべきか…
ひとりでうんうんと頷いていると、元気な声に戻った彼に呼ばれる。
「魅舞乃少女!それで俺はどこで床につけばよいだろうか!
その辺で寝転がるのでもよいぞ!」
ハッ…!そうだ、煉獄さんの部屋!!
だめだめ!床でなんて寝かせられない!!
「部屋の数は多いので煉獄さん専用のものが ご用意できます。」
そう言って、空き部屋に案内した。
「ここをつかってください。
明かりはこのスイッチを押すとつきます。これが布団です。」
「こんなにも簡単に灯りが灯るとは!この布団は随分高さがあるのだな!!」
現代の部屋にまた驚き始める煉獄さん。
かわいい…
「これは西洋からきたベッドというものです。布団の外国版とでも言えば伝わりますか?」
「うむ!理解したぞ!」
とりあえず寝床はこれでゲット。
あとは…湯浴みよね。
「湯浴みの場所と使い方も 教えるのでこっちに来てください。」
と 手で促したが、煉獄さんは首を横に振る。
「いや、眠るところまで用意してもらったのに湯浴みまで 世話になるわけにはいかん!」
「え!?じゃあ煉獄さんはずっとお風呂に 入らないつもりですか??」
「ああ!自分でなんとかしてみせる!」
ええええ……煉獄さん、そこは甘えて欲しいんだけど!
この人は一度考えたらなかなか取り下げない。
それだと私も申し訳なくなってくるので、がんばってお願いするしかないと 悟った。
「煉獄さん、お風呂に入っていただかないと "私が"嫌なので入ってください。」
「ううむ……わかった、お借りする!」
「はい!」
よっし勝利!
シャワーやシャンプーなどの使い方を教えると、やっぱりこれまたすごく驚いていた。
大正時代はこんな便利なもの まだ発明されてなかったもんね。
煉獄さんがお風呂に入っている間に 私はご飯づくり。
幸い和食料理は得意中の得意だ。母が教室を営むほどの腕前なため、私も自然と身についた。
たしか煉獄さんの好物はさつまいもだったはず!
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☆未来音★(プロフ) - 憐さん» 感想ありがとうございます。同じ煉獄さん好きとして、そのようなコメント嬉しいです*なかなか更新が難しいですが、これからもよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
☆未来音★(プロフ) - けいさん» コメントありがとうございます。一言ですが、とても伝わってきます。もっとその気持ちが強くなるよう、がんばって更新していきますね。今後もよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
☆未来音★(プロフ) - アリスさん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです。ゆっくりですががんばらせていただくので、これからもよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
憐 - とても素晴らしい夢小説を、ありがとうございます!煉獄さんは大好きなので、とても嬉しいです!どうかご無理をなさらず、更新を頑張ってください。応援しております! (2020年6月21日 18時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
けい - うまく言葉に出来ないので一言。 好きです (2020年6月11日 12時) (レス) id: c43b0ed0fe (このIDを非表示/違反報告)
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