拾参 ページ15
「煉獄さん。」
むむむ…と唸っている 彼の袖を引っ張る。
「なんだ？俺は譲るつもりはないぞ！」
ム…！負けないぞ！
私は煉獄さんの袖を掴んだまま 下から彼の瞳を見上げる。
くらえっ…！秘儀 上目遣いの術！
「せっかく煉獄さんのために いろいろ考えたのにな…」
「なっ…！」
そのままシュンとしてみると、案の定 予想通り驚いて固まる煉獄さん。
大正時代にはこんな技なかったはず！煉獄さんは優しいし、そこ付け込めば 折れてくれる気が！
驚いた顔から 次第にオロオロした表情に変わっていく。
え、むり その眉を少し下げた顔すき。
私が心の中で発狂 していると、はぁ…と溜息をついた煉獄さん。
「君は、どうやら俺の攻略法を理解しているらしいな。」
と、苦笑しながら言われた。
それに私は笑顔で答える。
「はい！伊達に鬼滅ファンやってませんから。」
「仕方ない、ここは世話になろう。」
私はクス…と笑い 煉獄さんの手を引いた。
「行きますよ！」
_________だが数時間後、彼は後悔することになる。
彼女、魅舞乃Aの煉獄杏寿郎愛は とてつもなく大きかったのだ。
…………………………………………………
「しょ、少女…！そろそろ休憩を挟まないか！？」
「んー そうですね、お昼休憩をとりましょうか。」
あの柱である煉獄杏寿郎が 根を上げるほど、彼女は連れ回しまくっていた。
主に洋服店では、彼女の趣味が爆裂する。
"煉獄さん、これ着てください！！"
"これも似合いそうですね…いや、きっと似合う！"
"あとこれとこれとこれとこれも"
"いや こっちも似合う！よし、ここら辺も！"
_____という感じで、本日洋服だけで一体いくらかけたのだろうか。
並の女子大生では あり得ない金額をカードで支払っていた。
支払いの際、彼女は金額だけ 煉獄に見せないようにしていた。
また何か言われるのを事前に察知したのだろう。
そのおかげか、煉獄本人は気になっていたが 結局知らず仕舞いで終わった。
「ここで食べましょうか。」
空いてるスペースを見つけ、荷物を置いて二人は座る。
本日は休日なため、人が大変混み合っていた。
もちろん、煉獄さんのイケメン度に振り返る人は後を絶たない。
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☆未来音★(プロフ) - 憐さん» 感想ありがとうございます。同じ煉獄さん好きとして、そのようなコメント嬉しいです＊なかなか更新が難しいですが、これからもよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (
レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
☆未来音★(プロフ) - けいさん» コメントありがとうございます。一言ですが、とても伝わってきます。もっとその気持ちが強くなるよう、がんばって更新していきますね。今後もよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
☆未来音★(プロフ) - アリスさん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです。ゆっくりですががんばらせていただくので、これからもよろしくお願いします。 (2020年6月25日 19時) (レス) id: 6b00124018 (このIDを非表示/違反報告)
憐 - とても素晴らしい夢小説を、ありがとうございます！煉獄さんは大好きなので、とても嬉しいです！どうかご無理をなさらず､更新を頑張ってください。応援しております！ (2020年6月21日 18時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
けい - うまく言葉に出来ないので一言。 好きです (2020年6月11日 12時) (レス) id: c43b0ed0fe (このIDを非表示/違反報告)
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