1 ページ2
茨「どうぞ、お乗り下さい!」
『いや、デカ…!』
私を迎えに来たのは黒塗りの高級車。
いかにも金持ちって感じの車だった。名前は知らん。
『これで、Eveの2人の所に行けるんだよね?
え、なんか目的地と違う場所に行って誘拐されたりしたない?
いや、まぁ別にいいんだけど…』
私はふかふかの座席に座って、独り言をつぶやく。
「よくないです。
まったく…危機感があるんだかないんだか。
でも、問題はありません。これから玲明へ向かいますので」
なら良かった
茨くんはノートパソコンをいじり出した
ちなみにAdamのふたりと乗ったけど、乱凪砂はずっと窓の外を見てる
景色好きなのかな?
『ねぇ、凪砂くん。ずっと外を見てるけど景色好きなの?』
凪「…そうだね。車と外を歩くのだと同じ道でも景色が変わったように思えるよ…。
車の中で素早く通り過ぎる人や建物を見るのもいいし、歩いて人や建物を観察して違いも見つかる…。嫌いではないよ」
好きとまではいかないけど嫌いじゃないってこと?
つまり普通…? まぁそうか。だって車の中ってやることないもんね。
聞いた私が悪いなこれは
『そうだね』
と私は返した。
自分から聞いた割には素っ気ない感じもするが…
まぁ、いいか。
_______
『茨くん、玲明に着くのはもうすぐ?』
私が聞いた理由は暇だからだ。遠くね?
「はい、もうすぐ着くのでじっとしていて頂けると嬉しいのですが」
『ちょっと、私暴れる気はないからね』
「そうですか」
うわぁ。私は茨くんの中でどんなイメージなの…
暇だと愚図って暴れちゃう赤ちゃんみたいな感じか?
私ガキじゃないよ…!!
そんなことを考えていると
「ほら、着きましたよ。降りてください」
『はーい』
やっとか…と思いながらも、玲明がどんな高校なのかワクワクしながら降りる
私の目に映ったのは
大きな校舎に大きな門。
そんな綺麗な学校に見とれていた
私の学校は小さくてどこにでもあるような学校なのだ
秀越のときも同じ反応をしたけど、
やっぱ凄いな…!
『ぁ……!』
学校に見惚れていると、石につまづいた…
やばい、転ぶ
と私は察した
『いたく……ない!?』
「あの、大丈夫っすか?」
私の目に映るのは地面ではない。
支えてくれた人に何かを感じた
運命…
『好きです!』
「…は?」
152人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カレー味のもやし(プロフ) - ちっとぐみさん» ありがとうございます!どうでしょうね??これからも完結まで見ていただけると嬉しいです。いつも見ていただきありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2022年6月2日 22時) (レス) id: 9f387dda5f (このIDを非表示/違反報告)
ちっとぐみ - 初コメ失礼します!この作品ハマってしまいました。夢主が初対面なのに一目惚れで告白してしまうところから面白いですww振り回されてる漣くんもこの作品ならではで好きです!この後の展開で漣君は惚れてくれますかね!?続き楽しみです!(長文失礼しました) (2022年5月31日 21時) (レス) @page16 id: 65d1cc262f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カレー味のもやし | 作成日時:2022年5月8日 2時