元降谷零の兄は3回目の人生を【ヒロアカ】【名探偵コナン】

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「…にぃさんから掛けてくるなんて珍しいじゃないか。何か問題事でも起きたのか？」

《…とぼけるな。理由なんて分かってんだろ…今何処にいるんだよ。》

何処に…か

「東都の事話したことあったじゃろ？
まぁ…彼奴の個性でそこに飛ばされてな。
今は米花町って所におる。」

《チッ…敵連合はお前が居なくなって慌ててるんだ。
早く戻ってこいよ。弟だかがいるなら、其奴と話付けてからこい。》

面倒臭そうに言うなぁ…

「勿論、そうさせてもらうつもりじゃ。先生にも宜しく言っておいてくれ。
帰れるのがいつになるか全く検討もつかないが……。
ふむ…俺がいないと全く組織が動かないな…」

《はぁ…お前の功績がでかいんだよ…もう切るぞ》

プッ

電話が切れた

「ねぇ…」

「ん？…あ」

プルルルルル

また電話が鳴った

「…イレイザーか…」

《おい、緑谷と爆豪から聞いた！
お前、本当に飛ばされたのか？》

イレイザーの焦った声が聞こえる

「あぁ、米花町に。俺を飛ばした奴の名前は…」

《それは大丈夫だ。既にわかっている》

「唯一の異世界転送者だったかな？」

《あぁ、俺が個性を消そうにも、お前が其方にいる状態で消す事になる。
そうすると、お前とあの敵の繋がっている道が切れる。彼奴自身が個性を消せば、お前は戻れるんだがな…》

「…あいつの性格上、そう簡単に個性は消さないはずだよ。」

《…そんな非合理的な事をするなら、気付いた時に死柄木弔にいえばよかった筈だ。彼奴は何がしたいんだ？》

「ただの愉悦犯。楽しんでるだけだろうね。彼奴の考えは誰にもわからない…。
直ぐに戻れるようにするよ。待っててね。」

《生徒たちも心配している。早く帰ってこい》

「俺は無事だ〜まってろ〜って伝えておいてね。」

プッ

電話をまた切った

「Aお兄さんのお兄さんってどんな人なの？」

突然コナンくんが話しかけてきた

「目付きが悪くて、それだけで人を殺せそうな目をしてるよ。髪の毛の色素は薄めなのが特徴的でね…」

「お伺いたいしたいのですが、組織とは…なんでしょうか…？
それと、先生とは…？」

と聞いてきたので

「組織には、個性的な奴が沢山いるんです。
先生…俺は見たことがないけど、兄を拾った人らしくて。
かなり強いという噂が…」

個性的…にぃさんとかトガとかマグネとか…荼毘もか…

「そうですか…あぁ、そうだ！
僕、もっとあなたと仲良くなりたいんです。
メール…交換しませんか？」

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