元降谷零の兄は3回目の人生を【ヒロアカ】【名探偵コナン】

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「ねぇ、そのお兄さんって…いつもそんな黒い服ばかり着てるの？」

家にあるのは黒服ばかりな気がする。こんなに目立つような黒い服ではないけど…

「そうだね、黒か赤か青。まぁ、基本は黒かな。」

「へぇ…黒、好きなの？」

「好きだよ。だって、汚れても目立たない
ただ…夏は日差しを集めるんだ。暑いのが苦手だから困ってる。好きだけど嫌い…子供には難しいかもしれないけど、そんな感じかな。」

「そうなんだ！」

表情と声色が合ってないが…まぁ、そういう子なんだろう。

「お待たせしました、ハムサンドです。」

「ありがとうございます。」

如何してそんなに見つめられているのだろうか…

「そんなに見つめられると食べにくいな…」

「はっ！すみません！」

そう言いながら隣に座ってきた

「ん、美味しい…」

なんか、昔に俺が作ったハムサンドに似てるな…でも、それにしては…

「…少し味噌が少ない、かな…」

ボソッと呟いたが、聞こえてないだろうか

「え？」

「あ、俺が昔、弟に…いや…なんでもないです。忘れてください。」

「…そう、ですか…あ、あの！」

プルルルルル

電話が鳴った

誰だろう…取り敢えず携帯開かないと…
携帯の画面は、警察学校の制服を着た零たちの写真になっている。

「…にぃさんか…少し出てくる。安室さんの話は後でも？」

「はい…わかりました」

「あ、僕も一緒に行きたいなぁ」

聞かれて悪い話ではないだろうけど…
まぁ、此処の人達には分からないだろうから、此処で話そうかな…

「…なら、此処で話す。別に聞かれて悪い話じゃないからね。」

「うん！」

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