元降谷零の兄は3回目の人生を【ヒロアカ】【名探偵コナン】

安室side ページ11

コナン君と一緒に店に来た彼…

兄の顔に似ていた…兄の声に似ていた…兄の仕草に似ていた…兄の笑い方に似ていた…兄の、兄の…

出だすと、キリがない




注文は、ハムサンドだった
味噌の味が少し薄い、と指摘を受けた




連絡先を交換しようと提案した

少し、スマホを渡すのを躊躇した彼のスマホを抜き取った

そこには

俺ら5人が映った警察学校時代の写真がそこに入っていた

それを見て俺は固まった

何故、何故持ってる？
…この写真は兄さんしか持っていない筈だろ？でも、兄さんはもう、とうの昔に死んでいる…みんな僕を残していって死んでいる


取り敢えず交換して、スマホを返した

この降谷零の名前を聞ければ、確信は持てる
そう思って、志村さんに聞いてみる

言っていいのかわからない…そう答えられた


そろそろ帰る、と席を立つ
それを咄嗟に掴んでしまった

志村さんは戸惑っている

コナン君は…また、盗聴器をでも付けたのだろう…

コナン君はまた来てくれるか、と聞いた

返答はYESだった


あぁ、兄さん…なんで先に逝っちゃったんだよ…会いたいよ…みんな…みんな僕を置いて行った！！如何して…俺を1人にしたんだよ…ずっと俺のそばに居るって、警察になった姿を見たいって言ってただろ…

コナン「…ろさん！…室…さん…安室さん！！」

コナン君の声ではっとし、現実に連れ戻される

安室さん、大丈夫？
そう問われた

大丈夫だと答えた

その時、コナン君は盗聴器の音声を一緒に聞こうと提案して来た
イヤホンを耳に装着した

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