双子の絆

見える？ ページ46

フユメ視点

家に帰ってきて、私は自分の部屋にいる


千堂レイの所へは私は行かない


だけど、トウマ君が千堂レイの所へ行きそう


アンジュに聞いてみようかな


フユメ「アンジュ、ペンダントの中にいる？」

アンジュ「いるよ〜。月浪トウマのことでしょう？」

フユメ「うん。トウマ君が千堂レイの所へ行くか、"見える"？」


私がそういうとアンジュは胸元にあるペンダントを握る


アンジュの能力の一つ、未来を見る力


私が占いを信じてないのはアンジュの未来を見る力があるから


でも、もともと占い信じてないからこの能力はたまにしか使ってもらわないけど


アンジュ「見えたよ。トウマが千堂レイの所へ行く様子が…。いや、今実際に向かってる」

フユメ「今…？なら、トウマ君を追いかける！」

アンジュ「フユメ、声が大きい！ナツメやケースケに聞こえるよ？」

フユメ「あ…」


今のところ聞こえてないよね.....


アンジュ「まぁ、フユメが行くなら私も行くよ。でも、その前に行きたい所があるから先に行ってて。何かあったら私の名前を呼べばすぐに行くから。その前に一つ伝えておきたい事がある。」

フユメ「伝えておきたい事？」


何だろう.....？


アンジュ「千堂レイを裏で操っているのは"酒吞童子"。酒吞童子は"鬼族の姫"を復活させるために五本の"妖聖剣"を集めていて、今は人間界のどこかにいる。」

フユメ「妖聖剣を集めているということは、トウマ君がもっているフドウ雷鳴剣を狙っているということ…？」

アンジュ「えぇ。」


酒吞童子がフドウ雷鳴剣を…


フユメ「今から行く！」

アンジュ「はぁ〜。私がいないときに無茶しないでよね？」

フユメ「わかった。(この言葉、ナツメにも言われた)」


酒吞童子の正体は、酒呑くんなのかもしれない


だけど今はそのことよりもトウマ君の所へ行かないと…


私は出かける準備をして家を出た

自分が嫌い→←魔人・守護神

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