双子の絆

自分が嫌い ページ47

フユメ視点

千堂レイの所へ向かっていると、スマホにナツメからメールが入ってきた


ナツメ、ごめん。今はそれどころじゃないんだ…


〜数分後〜
ここが千堂レイのオフィス…


ものすごい妖気を感じる


フユメ「トウマ君」ﾎﾞｿｯ


私はオフィスの中に入る


入って聞こえたのは、


ハルヤ「協力してもらおうか…。君。」


やっぱり酒呑くんが…


協力してもらおうかってどういう意味なんだろう？


ハルヤ「不動明王が出てこないなら、出てくるようにするまでだ。」


酒呑くんの右手が鬼のような手になった！？


まさか…


ハルヤ「不動明王、お前が出てこなければ、こいつの首を引き裂く」

フユメ「！？」


やめて！！


そう言いたいけど、怖くて声が出ない


ハルヤ「…どうやっても出てこないか。ならば、殺す！」

フユメ「ッ！？」


すると、フドウ雷鳴剣から電流(？)が流れて、酒呑がトウマ君から離れた


不動明王、ありがとう


私は、アンジュがいなきゃ何もできないのかな？


そんな自分が嫌い


人に頼らなきゃ何もできない私が.....


アンジュ(フユメ？聞こえる？)

フユメ(聞こえるよ。どうしたの？)


アンジュが頭の中に喋りかけてきた


アンジュ、帰ってきたんだ…


アンジュ(…言いたい事の前に、自分の事責めてたよね？)

フユメ(ッ！？)

アンジュ(はぁ〜。あのね、フユメは、皆にはできないことができている。それは、私を憑依させること。私を憑依させることができるのはフユメだけ。だから、自分を責めないで。)

フユメ(わかった…)


アンジュはやっぱりやさしい


アンジュ(なら、よろしい！さて、酒吞童子はトウマが用済みになったらどうすると思う？)

フユメ(まさか、殺す…とか？)

アンジュ(まぁ、そんな感じかな〜。正解は、トウマをオーガと一緒に始末する。恐らく部下に命じてね。だから、そういうことになってもトウマが無事でいられるようにある人に頼んできた。)

フユメ(ある人？)

アンジュ(うん。今妖魔界の中で、一番偉い人だよ)


アンジュって何者…？

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