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『おはよう、るぅと!』


る「おはようございます、マスター。」


もう………

ずっと前から、名前で呼んでって言ってる
のに、全然呼んでくれない……ムゥ



『どこか変な所とかは無さそう?』


る「はい。」


今、名前私が会話をしている相手は人ではない。

「アンドロイド」だ。


2年前に亡くなった父の代わりに「感情のある
アンドロイド」の開発を任されている。


〜2年前〜

な「お父さんが亡くなってしまって
忙しいのに、急に呼んでごめんね。」


父の葬式が終わった翌日、父と私の務めていた研究所の所長に呼び出された。


『いえ、遺品の整理も一段落ついたので。』

父は研究大好き人だったから、物も少なく、
思いの外早く終わった。


な「実は、君のお父さんの遺書は俺が
預かっていたんだ。

君への手紙も入っていたから、渡しておくね。」


差し出された手紙を受け取りながらお礼を言う。


『ありがとうございます。ここで開けても
いいですか…?』


な「うん、勿論だよ。俺も君への手紙には
何が書いてあるのか知らないんだ。」


ビリッ



今後、何回も開く事になるであろう封筒を
丁寧に開ける。


中から出てきた手紙を読むと、まぁよく遺書に書いてありそうな事が書いてあった。


「よくありそうな遺書」と違かったのは、最後の1文。


父「私の最高傑作のアンドロイド、「√1025」をAに任せる。」



は?


ななもりさんにも、そのアンドロイドについて聞くが何も知らないそうだ。


所長も知らないって事は、個人的に作っていたのか……?


2枚目の便箋だと思っていた物にはその
アンドロイドの取扱説明書があった。


そして、父の研究室で見つけたのが「√1025」。

通称、るぅと。


父はどうやら「感情のあるアンドロイド」を
作りたかったらしいが、るぅとはハイスペックなアンドロイドではあるが、感情はない。


(失敗作か…?)

とは思ったが、どうやら棄てられそうになると、「ぶりっ子モード」が発動するらしく、
棄てようにも棄てれない……


それに、失敗作でも父親の遺品だ。


それで今まで面倒を見ている訳だが……



る「どうしましたか?マスター。」

イケメンなのに、ピクリとも動かない表情筋が勿体ない……


どうしたもんかなぁ…

この失敗作(遺品)

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作品ジャンル:恋愛
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たこ天(プロフ) - そこら辺の水道水さん» ありがとうございますぅぅぅぅ!!!!!(号泣) (2020年10月19日 17時) (レス) id: 840ba59247 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の水道水 - な。。。泣いたわ。。。 (2020年10月19日 10時) (レス) id: 572b38fea7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たこ天 | 作成日時:2020年8月5日 13時

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