サプライズ！！ ページ11
Aside
そりゃないよ、ノーマン君。
本気で悪かったって一瞬思っちゃったじゃん。
ノーマン「よーし、これでもうAはあんな無茶なことできなくなったね。
これで僕もやっと安心できるよ。…あっ、そうだった。
Aで最後だからさ、一緒に戻ろう？」
んっ？今なんて言った、この人。
私で最後？
え、待って待って、怖い。
じゃあ、さっき私のところに来るまでに
レイやエマも捕まえてきたってこと！？
『…ノーマン、さすがの化け物っぷりだね。こんな短時間で2人を捕まえちゃうなんて。』
ノーマン「2人？…ああ、エマとレイの事かな。いや、ただ運が良かっただけだよ。」
そう言ってあははとノーマンは笑った。
『じゃあ、行こっか！あ、そうだ。ただハウスに戻るだけじゃつまんないから、
ハウスまで競争だー！！』
なんか、負けっぱなしみたいなのが癪だったから、私はハウスに向かって駆け出した。
ノーマン「Aは元気だなぁ。よーし、じゃあ僕も！」
そんなこんなで、私たちは森の中から出た。
…のだが、いつも木の所にいるはずの皆の姿が見えなかった。
『あれっ、他の子たちはー？』
ノーマン「どうしたんだろうね、もう皆ハウスの中に入っちゃったのかな？」
…珍しいこともあるんだな〜
なんて呑気に考えながら、私はハウスのドアを開けた。
すると、
「「「お誕生日おめでとう、A！！」」」
という声と共に、体に衝撃が。
その衝撃のあった方を見ると、兄弟たちやエマが私に抱き着いていた。
エマ「11歳のお誕生日おめでとう、A！！食堂にいろいろ準備してあるから、来て！！」
エマに連れられて食堂に入ると、そこにはケーキなどがたくさんあった。
…おいしそー！！
食べていいかな？
って思ってたらなんかよだれ出てきた。
あっ、やばいやばい。
…もう11歳になるんだから、ちゃんとおしとやかにしなくちゃ。
そんな感じに脳内会話していると、エマたちが
エマ「はいっ、これ。誕生日プレゼントだよ！！
私たち3人から！！」
といって、真っ赤な蝶の髪飾りをくれた。
『ありがとう！！大事にするね』
こんな私の為に皆いろいろ準備してくれたんだ。
そう思うと、心が温かくなった。
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紅華 - 面白いです！更新待ってます！ (2020年6月15日 19時) (
レス) id: 7b082dad3b (このIDを非表示/違反報告)
えのきの里(プロフ) - 外すの忘れちゃってました…わざわざ教えていただきありがとうございます！ (2019年3月21日 19時) (レス) id: 5e9c55c38c (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年3月21日 19時) (レス) id: c596c0896b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えのきの里 | 作成日時：2019年3月21日 19時
