ビンの中に、君がいたから。 [ジョジョ] (ページ7)

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娘　3 ページ7

[酷い顔だね]

花京院は、俺の顔を見ると少し笑った。
鏡を借り、自分の顔をみるとそこには、酷く疲れきり弱々しい顔があった。
昨日、日記について朝まで調べていた、せいだろう。

[それで、日記は開けられたのかい?]

答えはNOだった。
花京院も俺の顔をみて、気付いたようで、[ドンマイ]と肩を叩いた。

[少し寄り道を、しないかい?]

俺の手を引っ張ると、近くのケーキ屋を指差した。
あの店は、最近出来たらしく、チェリーパイが有名だ。
花京院も前々から気になっていたが、何故今日なのか理解が出来なかった。

[ほら、行こう]

断る気もしなく、仕方なく行くことにした。

ーー

[じゃぁ、また明日]

家に帰り、甘い口のなかを癒すため、コーヒーをいれた。
コーヒーの香りが疲れた、心と体を癒していく。

[珍しい、承太郎がコーヒーだなんて]

リビングから、兄ジョナサンの声がした。
兄は課題をしているのか、真剣な顔をしている。

[そう言えば、昨日、何を言おうとしんだ?]

そう聞くと、兄は一度ペンをおいた。