ビンの中に、君がいたから。 [ジョジョ] (ページ1)

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出会い　1 ページ1

[また授業を、さぼるのかい?]

数少ない友人は、俺に問いかけてきた。

学校はつまらなかった。
クソみたいなルールに縛られ、好きでもない勉強をする。そんな学校の、どこがいいのだ。
あとで、兄に怒られるだろうが、それでもかまわねぇ。

[昼休みには、帰る]

それだけゆうと、俺は屋上をおりた。
友人は俺を止めずに、ただ呆れた顔をした。

廊下にくれば、うるせぇ女子どもが俺のまえを囲んだ。
何か話し掛けているらしいが、俺には関係のことで、耳にも入ってこなかった。
この学校の奴等は、俺がサボるのを知っている。
だか、止めようとはしねぇ。
皆俺を、恐れているからだ。

外に出れば、セミの声が聞こえてきた。
暑さをしのぐため、日陰を探していると1つの公園が目に入った。
その公園は、日に照らされている周りとは違い、日陰でおおわれている。
遊具はブランコしかなく、いかにも古そうだ。

そんな日陰のなか、1人の女がいた。

静かに遠くを見つめている。
その姿は、いつも見ている女とは違かった。