検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:57,603 hit

肆 ぱっちゃんの死 ページ5

「子供は、売れば高くなる。連れて行け」

「はい」


「春村さんは下がってて…」

「ぱっちゃん?!何を………」


おっと、志村選手あのフォームは?
投げました!!投げました!!

ホーーームラーーン!!!


「お前、何を!!主人大丈夫ですか!」


パトカーのサイレンの音が聞こる。その音はだんだんと近づいてくる。
あの場にいた誰かが通報したのだろうか……


「春村さん!真選組ですよ!!春村さん?」

「御用改めである!」

「あぁかったりィ……被害者は?あれ、新八君と春村さん………?」



何で……どうしてこんな目に….
悪いことなんて一つも…一つもしてないじゃない
こんなの………あんまりだよ…






「ぱっちゃん……どうして?どうして犠牲になったりしたの……?嫌だよぱっちゃん…」

「ちょっと!?春村さん!!僕は、こっち…」

「春村さんだなんて…そんな他人行儀は嫌だよ。名前で呼んで。……友達でしょ?
私、忘れないから。ありがとう…そして、ごめんなさい。新ちゃん」

「何メガネに話しかけてるんですか!!結局春村さんもみんなと同じなんですね!?あと、新ちゃんって何かキャラ被りしそうだからやめて!!」

「春村さん…新八君は優しい人だから。笑ってあげた方が俺ァいいと思いますぜィ」

「沖田さんまで!?」


周りから、上がるぱっちゃんの名前を呼ぶ声。
優しい人だから。みんなから好かれてたんだろうな


「そうですね。ぱっちゃんは……海が好きだった。だから、海が見えるお家の庭に散骨してあげようかなって……」

「何ですかそれ!?ただの迷惑行為ですよね!普通に浜辺に散骨しろよ!!」

「きっと喜びまさァ……」

「何でみんな空を見上げてるの?!それただのメガネだから!!ねぇ!!」


それから、盛大に式は行われた。
しばらくはぱっちゃんを守ることが出来なかった自分を恨んだ。
ぱっちゃんのことは忘れない。ぱっちゃんの代わりに私は強く生きていこう。







「良かった本当に良かった…真選組の皆様本当にありがとうございます…お母さんが目を離したから……ごめんね、佐紀。」

「お姉ちゃんがね、守ってくれたんだよ!!
自分はいいから佐紀のこと逃してって。ありがとうお姉ちゃんかっこ良かった!」


私………もしかしてこの世界に来て、イケメンに?
ちょっと複雑だけど…

「ありがとうございます。娘も本当に心強かったと思います……本当にありがとうございます。」

伍 マヨらー→←参 誘拐



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
63人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

千の歌を歌う人(プロフ) - コロさん» 有難きお言葉です!!すごく嬉しいです!頑張ります!! (2019年7月30日 0時) (レス) id: 1dfb43aa3f (このIDを非表示/違反報告)
コロ - おもしろいです!!更新忙しいかもしれないけど頑張って下さいね!! (2019年7月29日 22時) (レス) id: 21d6130453 (このIDを非表示/違反報告)
千の歌を歌う人(プロフ) - サラダ油さん» ぱっちゃんはですね、主人公が付けたあだ名です!主人公は色んなあだ名を人に付けるもので…見てくれて、物凄く嬉しい限りです!!頑張ります! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 1dfb43aa3f (このIDを非表示/違反報告)
サラダ油 - 新八は「ぱっちゃん」じゃなくて「ぱっつぁん」と呼ばれてますよ。面白いのでこれからも頑張って下さい! (2019年7月29日 18時) (レス) id: 3eb4c4dfa2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くれの | 作成日時:2019年7月24日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。