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「あっ、そろそろ私次の準備あるんで。またあとで!」
早めに後片付けをして、一旦部屋に戻り着替えの鞄とハンドタオルとポーチを入れてプールの方に向かう。女子更衣室でさっさと着替え、UVパーカーを羽織って柔軟をする。
屋内プールだが、日差しは結構あるので日焼け止めも忘れずに塗って更衣室をでた。
「おおっ。」
思っていたより広くて使い勝手の良さそうなプールだ。まだ、私しかいないので早めに準備を始めようとタオルや飲み物を一カ所にまとめる。あと、ストップウォッチ。
「俺でも広々、使えそー。さすが、赤ちん。」
「気持ちよさそうっすね!」
準備係は、当たり前のように一年なので楽かもしれない。参考程度に、敦・涼太・桜井君・テツ・高尾君・私。半分は帝光組という・・・なんとも言えないメンバーだ。
「ねえねえ!Aちゃん、何から始める?」
「あー、じゃあレーンひいてもらえる?他の人も手伝って!」
「うーん、了解。」
「分かりました。」
早速、プールの方へ潜っていった。えーと、後は何すればいいかな。涼太はボードにメニュー書いといてもらうか。
「涼太、これ書いてー。」
メモを渡すときに、私が着ていたパーカーに反応していた。目を輝かせている。
「あっ、これ俺があげたやつじゃないっすか!使ってくれてるんすね。」
ごめん、これ使うの二回目・・・。言わなかったけど。桜井君はお掃除をしてて、私は補充とか確認だね。10分もすれば支度終了。がやがや聞こえてきたから集まり始めているみたい。
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作者名:希奈 | 作成日時:2017年3月29日 15時