ハンドクリーム ページ16
ー西島side
そろそろ時間か…
楽屋のソファに寝転がっていた俺は
準備をしようと起き上がる
次は確かインタビューだっけ。
内容はメンバーについてのことだった気がする
何話そ、
座りなおすとテーブルの上の
飲みかけの水に手を伸ばす
「あぁっ、」
すると楽屋に響く小さな声
あれ、Aいたんだ
寝てたから気づかなかった
背もたれから後ろを覗くと
Aと與が向かい合わせで座っている
真「どうした？」
與はいじっていたスマホを置くと
Aへと注意を向ける
「ハンドクリーム出しすぎた、」
真「それは出し過ぎやわ笑」
「もう無くなりそうだから思いっきり押したら
手四枚分くらいでちゃった」
西「ふはっ、」
ハンドクリーム手四枚分。ってなに笑
つい吹き出してしまえば二人が俺に気づく
「あ、にっしーおはよ」
西「おはよ
全然A達来たの気づかなかった」
「うん、頭撫でてみたけど
全然起きなかったよ笑」
あはは、とハンドクリームを塗りながらAが笑う
「…やっぱり多い、
真ちゃんあげようか？」
真「いらへん笑
にっしーにあげれば？」
え、俺？
いや俺も、と言おうとしたけど
Aはすでに俺のとこまでやってきてて、
「手出して〜」
にっこり笑う
その笑顔に、断るつもりだったのに
つい手を差し出してしまう
「匂い平気？」
西「あ、うん」
「よかった」
Aの小さくて柔らかい手が
俺の手の上を滑っていく
ほんのりと香るローズの匂いが
ふわりと鼻腔をくすぐった
西「にしても、本当にすごい量だしたな笑」
「ふふ笑
はい、終わった！」
西「お。なんか手柔らかくなった気がする、」
「でしょ？」
西「しかも本当に手四枚分じゃん笑」
「私天才〜笑」
西「はいはい、そうね笑」
ね〜！適当〜！
と笑うAの頭を撫でながら
「ありがとね」と伝えると
今度こそ準備をしようと立ち上がる
「あれ、にっしー次なに？」
西「インタビュー」
真「なんの？」
西「雑誌。メンバー関連だって」
「へぇ〜！なんの話するか決まった？」
西「ん〜…、まだ、
…あ。決まった」
今のこと話そうっと、
AAAの最年少メンバーは
ハンドクリーム多すぎるとメンバーにつけてきますよーって笑
「頑張ってね！」
西「ん。行ってきます笑」
真「何今のやり取り、新婚か」
西「え？A俺と結婚する？」
真「あかん。Aはあげません」
…與のケチ。
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Maria(プロフ) - おもしろいお話をありがとうございます！更新楽しみに待ってます！ (2020年1月13日 19時) (
レス) id: b602b67782 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - AAAみさちぁと秀太くん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月31日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！ (2019年12月18日 23時) (レス) id: 5ee54fe553 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 面白かったです！ こらからも頑張ってください！ (2019年12月18日 8時) (レス) id: 3d09ff0bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2019年12月12日 9時
