知り合いでした【梅原裕一郎】

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盛大なバーン！という音と共に始まったライブは、一気に熱を上げ、早くも中盤のSolidSのMCタイムに入った。


江「皆さんこんばんわー！」

S「「SolidSでーす！」」


凄い歓声とペンライトの揺れが起きる。


四人が客席に向かって手を振る。


と、壮馬さんと目があった。



マイクを外していて聞こえなかったけど、あ！って言ったよね？


めちゃくちゃ手振ってくるし。


木「振返してあげなよ」


壮馬さんの必死さに良平さんが笑い混じりにそう言った。


軽く手を振ると口パクで「遅い〜」と言うもんだから


まぁ可愛い。


斉「はー、疲れた！」


壮馬さんの声を皮切りに、ステージ中央に用意されたイスに四人が座った。


こうして見ると、本当に声優さんなんだなぁ…。



MCタイム中、会場は終始笑いに包まれていた。



花「さて、じゃあそろそろ、ちゃんと歌い始めなきゃね！」


花江さんが里津花さんの声でそう言うと、江口さんが立ちあがってこっちを向いた。


江「ちゃんと見ていろよ」


これは即興なのか演出なのか、江口さんが志季の声でそう言った。


すると、全員が立ち上がりこっちに来た。


いやいやいや、演出じゃなかったら自由すぎでしょ


斉「あっ、ちょっと志季ずるいー！僕の事もちゃんと見ててね！」

花「僕の事だけを見ててよ」

梅「俺の事だけ見てろ」


客席からは大きい歓声があがった。



全員に「俺だけ見てて」って言われてもなぁ…



曲が流れはじめて、無意識目で追ってしまったのは



やっぱり________

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