A級1位のあの人に恋をした4

157話 異変 ページ8

Aside

A｢二宮先輩、トリオン兵来ないですね〜。｣

二宮｢あぁ。敵も撤退したしもうこれ以上の襲撃はないだろうな。｣

A｢ちぇ〜。｣

やっぱり人型と戦ってみたかったなぁ。

スッ。

二宮｢…ふん。｣

辻｢？｣

A｢あ！B級ランク戦終わったんですね！｣

二宮｢…玉狛が7得点で勝ったらしい。｣

A｢おぉ〜！修くん達やるなぁ。｣

嵐山｢三雲くん達頑張ったな！｣

木虎｢それ位当然ですよ。｣

諏訪｢よーし、そろそろ俺らも本部に戻るか！｣

全員｢はい。｣


スッ。キィン。

A｢あれっ！？｣

米屋｢おいおい、何してんだ？A。｣

勝手にトリオン体が解けてしまった。

三輪｢ここはまだ警戒区域内だ。まだ解除するな。｣

A｢いやいや！違いますよ！勝手に…。｣

ふらっ。

二宮｢！｣ がしっ。

A｢あれ…？｣

二宮｢おい、何してる。…。｣

A｢はは…すいません。なんか…力が…。｣

いきなり力が入らなくなった。
まずいなぁ…意識が…。

ふらっ。ドサッ。

全員｢！？｣

加古｢Aちゃん！どうしたの！？｣

嵐山｢A！大丈夫か！？｣

二宮｢おい黒崎。…返事をしろ。｣

A｢…。｣

二宮｢ちっ…だから言ったんだよバカ野郎。嵐山、本部に連絡しろ。俺が黒崎を連れていく。医療班の要請だ。忍田本部長にも伝えろ。｣

嵐山｢分かりました！｣

ぐっ。

犬飼｢A！いきなりどうしたのさ！｣

辻｢Aちゃん…。｣



太刀川side

太刀川隊隊室

国近｢Aちゃん戻ってこないね〜。｣

太刀川｢だなー。まだ警備してんじゃねぇの？｣

ウィーン。

出水｢ただいまー。｣

太刀川･国近｢おかえり〜。｣

出水｢いや〜なかなか面白い試合でしたよー。あれ？Aはまだ戻ってきてないんすね。｣

国近｢そうなんだよね〜。｣

出水｢あ！そういえば太刀川さん緊急脱出したって聞いたんすけどホントっすか？｣

太刀川｢げっ！…あれは勝つ為にやったんだよ。別に俺が負けた訳じゃねぇし！｣

作戦だったから仕方なくだし！

出水｢へぇ〜。｣ ニヤニヤ。

出水の奴、面白がってるな。



ざわざわ。


出水｢何か外騒がしいっすね。｣

太刀川｢おー。｣

なんかあったのか？


ウィーン。

迅｢太刀川さん！｣

太刀川｢迅！どーしたんだよ、そんなに慌てて。｣

迅｢Aちゃんが…突然倒れて…意識不明なんだ…！｣

出水･国近｢！？｣

太刀川｢…は？｣

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