A級1位のあの人に恋をした4

164話 襲撃4 ページ15

Aside

全てが繋がったように記憶が流れ込んできた。なんで今まで忘れていたんだろう？

A｢っ…！どうしてここに…。｣

太刀川｢A…？｣

A｢朔也……。｣

朔也｢うん。やっと思い出してくれたね。｣

太刀川｢…サクヤ？｣

結城｢…早く始めるわよ、朔也。｣

朔也｢あぁ、そうだね。｣

A｢朔也！何でこんな事をしてるの！？何の為に…。｣

朔也｢…Aの為だよ。｣

A｢！？｣

私の為？私の為に…ボーダーを攻撃する？
どうして…。

太刀川｢A！あいつとお前に何があったかは分からねぇ。けどあいつは敵だ。躊躇するなよ。｣

A｢！…はい。｣

太刀川｢行くぞ！｣

ダッ。



北地区

？｢おや、そろそろ始まりますね。それじゃあこちらもそろそろ決着をつけましょうか。｣

二宮｢ちっ…。｣


犬飼･辻｢二宮さん！｣

？｢あなたはこの私相手によく戦いましたよ。恥じる事はありません。…あなたの名前は？｣

二宮｢…名乗ったところでお前はすぐに負けることになる。俺は…無駄な事はしない主義だからな。｣

？｢！ははっ…。この状況でそのような言葉か言えるとは。…私の名前はセト。｣

二宮｢はっ…！お前も無駄な事はしない主義なんじゃないのか？｣

セト｢えぇ。貴方は中々に強かった。敬意を表して…ですよ。｣



東地区

出水｢トマホーク！｣

米屋｢幻踊弧月！｣

ドドォンッ。


？｢何だ？今ので終わりか？｣

出水｢ちっ…。なんだコイツ？｣

米屋｢さっきから当たってるはずなのによ。｣

緑川｢なーんで無傷なわけ？｣


？｢お前達の様な人間がいたとはな。玄界もなかなかじゃないか。俺の名前はモンチュ。生まれた時から戦いの中に身を置いてきた。｣

米屋｢モンチュ？変な名前だな。｣

モンチュ｢俺から言わせればこの程度の戦いでは生温い。さぁもっともっと俺を楽しませてくれ。｣



西地区

？｢うわ！何この弾！左腕があがらないんだけどー！！｣

三輪｢…。｣

？｢もー！なんか反応してよね！ネフテュスちゃんに対して失礼でしょ！｣

三輪｢…知らん。俺は近界民と馴れ馴れしく話す趣味はない。さっさと片付ける。｣




？｢やれやれ。相変わらずですね。｣

風間｢あいつを心配してる場合か？｣

ギィンッ。

？｢！危ない所でした。貴方の名前は？｣

風間｢A級3位風間隊の風間だ。｣

？｢A級3位…！成程…これは私も本気でやった方が良さそうですね。私の名前はラー。よろしくお願いします。｣

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