A級1位のあの人に恋をした

41話 買い物3 ページ42

太刀川side

ウィーン。

隊室に行ったら珍しく誰もいなかった。いつもは誰かいるのに。

1人でここにいても意味無いな。
…飯でも買いに行くか。

スッ。

ウィーン。

出水「あ、太刀川さん。こんにちは。」

太刀川「おぉ。学校終わりか？」

出水「そうです。どっか行くんですか？」

太刀川「飯買いに行く。」

出水「俺も行きます！丁度お腹空いてるし！太刀川さん、何か奢ってください！」

太刀川「はぁ？やだよ。」

出水「えー？いいじゃないですか〜。」

太刀川「いいから行くぞ〜。」

スタスタ。

ったく、出水のやつちゃっかりしてんな。





出水と来たのは行きつけのコロッケ屋。

出水「あー！俺もよくここで買いますよ。」

太刀川「ここのは最高だからな！何にするかな〜。」

A達にも買ってくか。



スタスタ。

出水「いやー、めっちゃ買いましたね！(笑)」

太刀川「だな〜。」

ちょっと買いすぎたか？風間さん達にも分けよう。

にしても人多いな。

！あれは…。

太刀川「A…と二宮…？」

出水「太刀川さん？あれ！Aと二宮さんじゃん。」

少し距離があるから向こうは気づいてない。

何であの2人が？しかも…。

出水「凄い楽しそうですね。二宮さん、笑ってるし！」

太刀川「っ…。行くぞ、出水。」

出水「えっ、あ、はい…。…！(太刀川さん…。)」

くそ…。



ボーダー本部

ウィーン。

俺達は隊室に戻ってきた。

出水「あ、柚宇さん。戻ってきてたんだ。」

国近「うん。2人は買い物行ってたの〜？」

出水「そうです。あ、コロッケ買ってきたんで食べます？ついでに他の隊にも分けに行きましょうよ！」

国近「いいよ〜、行こうか。」

スッ。

出水「…。(太刀川さん、大丈夫かな…。)」

ウィーン。



太刀川「…。」

あの2人が仲良いのは知ってる。
知ってる…けど…。

ウィーン。

A「ただいまでーす！」

Aが戻ってきた。

太刀川「…。」

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