B20 ページ22
「いや、言っとくけど私も字読めるからねｗ」
ザ「ちっげーよ！そのりれきしょ読んだんだろって事だ!!
てめぇは読んでねぇだろうが!!」
「そーですねー!!ｗｗ」
レ「読んだ」
アイザックの問いに
レイチェルは短く答えた。
視線をA達から背けつつ
言葉を続ける。
レ「でも、あなたに会ったのは
さっきのことだから……
まだあなたのことはよく知らない。
だから、あなたに対して何も思えない」
「え!?」
レイチェルの言葉に
Aは初めて本気で驚いた。
”ここに迷い込んだ不思議な二人組み”と
勝手にまとめていたためだろうか、
てっきり知り合いだとばかり思っていた。
ただ、よく考えれば
お互いに『こいつ』『てめぇ』『あなた』呼ばわりな事の
納得がいった。
脳内で回答が出たため、Aはすぐに
口をあんぐり開けたマヌケ面から
いつものヘラヘラ顔に戻った。
アイザックはレイチェルの応答に
なんらかの不満を抱いたのか、レイチェルに背を向けた。
ザ「……あぁ、もういい。つまんねぇ」
(面白さ求めてたのかｗｗ)
クスクスと笑うAを尻目に数歩歩くと
アイザックはレイチェルに向かい合った。
ザ「……で、それだけかよ」
恐らく亀裂の向こう側の情報の事だろう。
レイチェルも気ずいたらしく、
思い出すように首をかしげた。
レ「……えっと
……扉の前に、仕掛けがあった。
でも、多分もう一つ仕掛けがあると思うから、
少しこっちで探したい」
ザ「「……おー」」
アイザックとAの声がぴったり重なった。
しかし、『おー』の意味がまったく違うことは
表情からして明確だろう。
アイザックは、さぞ大儀そうに
Aは、無邪気な子どものように
返事を返した。
レ「……それと……」
ザ「まだあんのかよ」
「いいじゃんｗ」
レ「……声が聞こえた」
「……声…？」
レイチェルの澄んだ、しかし光の無い瞳が
一瞬で黒く沈んだ色を帯びた。
レ「このフロアの人の声、だと思う
私の、望みを知ってるって……」
ザ「……」
レ「…………」
ザ「……そーかよ」
「あ、それだけ？ｗｗ」
ザ「うっせ。
……おい、行くぞ」
レ「……」
「まぁ進むしか無いもんね〜」
ザ「−−あぁ、その前に」
レ「「……??」」
アイザックは何かを閃いたように
Aとレイチェルの墓石の前まで近寄る。
Aとレイチェルは顔を見合わせた。
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あめしこう(プロフ) - rin812rinさん» そうなんですか？ゲーム実況のほうで少しだけ拝見した事がありますが、知りませんでした！可愛いですよね〜 (2017年3月4日 15時) (
レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
rin812rin(プロフ) - 喋り方が、絶対絶望少女のモナカちゃんみたいですね (2017年2月27日 17時) (レス) id: f36f1c6b4b (このIDを非表示/違反報告)
あめしこう(プロフ) - 桜音@さん» おぉ！ありがとうございます！俺も実況でしって、その後は自分で進めた後に実況見てました！いいですよね〜!! (2016年8月26日 16時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - ザックかっこいいーっ！とある実況者の動画を見て殺天大好きになりました！wこれからも応援してます！ (2016年8月26日 7時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
あめしこう(プロフ) - 桃華（とうか）ですです。さん» もっと殺戮ファンが増えてくれることを祈りながら書かせていただいておりますっ！ありがとうございます＾＾ (2016年8月12日 15時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめしこう | 作成日時：2016年4月1日 10時
