1000hit御礼 ~バレンタイン番外編~ ページ12
2月14日、
町行く人達はカップルばかりで皆幸せそう。
「まぁ、バレンタインだしね...」
カフェの2階の窓からそんな人達を見おろし、ため息を一つ。
時計の針が丁度午後5時を指した。
約束の時間から早、一時間が経とうとしている
のに、
「来ない」
どうしたのだろうか。
いつも多忙でありながら約束の時間にはキッカリ出向いて来る彼が...
「ま...、ぉ...ま!」
誰かの声がする。
フワフワとした気持ちが良いのに、
私を起こそうとするのは誰...?
「お姉様!」
「あ、あれ?朱桜君...?」
ハッと我に返り、机に突っ伏していた体を起こす。
「ご、ごめん。寝てた、」
「いえ...私こそ遅れてしまいもうしわけありません」
「朱桜家の長男たるもの、ladyを待たせるとは...」
眉ねをたれさせ、うつ向く朱桜君。
「大丈夫だよ。今日はヒマだったし!それより、今日はどうしたの?」
話を振ると、花が咲いたかのように表情を明るくする彼を見ると待ったかいがあったなと思う。
「実はですね...!」
朱桜君はガサゴソと鞄を漁る。
そして彼が中から取り出したのは可愛らしい小箱だった。
「Happy valentine お姉様...♪」
小箱を差し出した彼をみやる。
自信満々の笑顔はとても可愛らしい。
「朱桜君に貰えるなんて光栄だな...でも、」
受け取った小箱をそっと机にのせ、朱桜君の手を取る。
「お、お姉様...!?」
「これはなんでしょう...朱桜君?」
コートで隠れていた彼の手が露になる。
その白い手には所々に火傷や切り傷がついていて痛そう。
「アイドルなんだから、手、大事にしてね」
たまたま持ち合わせていた絆創膏を彼の傷口に重ね...ようとした
が、絆創膏を持った私の手は朱桜君の手に捕まってしまった。
「朱桜君...?」
「お姉様も私と同じ、ですね」
ニヤリと笑う彼は私の傷だらけの手を両手で包む。
「ladyなのですから手を大事にされてください?」
...参りました。
ーーーーーーーーーー
すみませんッ!!
本編でまだ出ていない朱桜君を番外編で出してしまいました...
そして、1000hit!!
ありがとうございます!!
これからも『help me! ! 』をよろしくお願いします。
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革ベルト
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辛し明太子(プロフ) - 舞さん» わわわッ!コメントありがとうございます!司君かっこいいですよね。天性のかっこよさ...!!それを少しでも皆様に知っていただけたらと思って書いているので、そう言ってもらえて嬉しいです(*^^*)本当にありがとうございます!! (2016年2月14日 21時) (レス) id: 03d4ec0989 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 司くんめっちゃかっこいい (2016年2月14日 21時) (レス) id: 7a6377b123 (このIDを非表示/違反報告)
辛し明太子(プロフ) - 白城美香@西領@黛さん好きさん» ハッ...本当ですね!!これでは一人の騎士になっちゃいますね。すみません。お知らせいただきありがとうございました!! (2016年1月31日 11時) (レス) id: 03d4ec0989 (このIDを非表示/違反報告)
白城美香@西領@黛さん好き(プロフ) - KnightではなくKnightsなんじゃ………?忘れるのはヤバイッ!更新頑張ってください!! (2016年1月31日 11時) (レス) id: dcee646fd8 (このIDを非表示/違反報告)
辛し明太子(プロフ) - 白城美香@西領@黛さん好きさん» あ、ありがとうございますッ!!リンク、是非お願いします!! (2016年1月30日 10時) (レス) id: 03d4ec0989 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:辛し明太子 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/200070252/
作成日時:2016年1月29日 16時